FC2ブログ
waizuの観察記録や検証結果を公開しています

クワガタ研究の最前線

IMG_7749.jpg
クワ友さんが、こんな本を紹介してくれました。
私のやっている自由研究レベルではなく、学術的な研究です。
♀から幼虫へ継承される共生酵母を保管する菌嚢の写真とかも掲載され興味深い内容です。
私なりに飼育のヒントをもらったので、参考にしてみようと思っています。
でも、まだまだ解明されていないことが多いようですね!
スポンサーサイト
[ 2018/08/01 13:27 ] その他の情報 | TB(-) | CM(-)

飼育データと反省

昨日紹介した個体の飼育データを掲載しておきます。
2017年度は途中で管理意欲を失い、♂も一部はボトル2本で返したり、成績のよくなかったラインは記録も残してしていないため、2ラインだけの報告です。
2本目の交換日がバラついているのは、食痕の出具合で交換したことによります。
(♀は効率よく2本で返したかったため)

最近は、新たな菌床を試すこともなく、実績と安定感でEXCEED CRAFTさんの菌床を使い続けていますが、品質にも成績にも満足しています。
昨年は、2本目を引っ張ってみようと思い、LEVIN-GSPよりはキノコの出にくいLEVIN-Gを使ってみましたが、栄養価の高いGSPを使っていればもう少し伸ばせたかもしれませんね。

※GSP・・・LEVIN-GSP , LG・・・LEVIN-G
WN46Breed_data.jpg

WN50Breed_data0.jpg


[ 2018/07/30 21:21 ] ブリード2017 | TB(-) | CM(-)

ブリード2017の結果

このブログも気がつけば半年ぶりの更新となりました。(^^;
また、オオクワ関連サイトの閲覧も全くしない日々を送っていましたので、最近のオオクワ事情がわからない状況です。
少し情報収集もしないといけませんねっ!
この趣味にハマって17年になりますが、これほど意欲を失い何もしなかったことはありません(^^;
そんな姿勢では、当然のことながら結果を伴いませんでした。
100頭ちょっとを飼育しましたが、途中から羽化後の管理軽減のため、体重の乗らなかった個体は早々に羽化させ、春の内にイベント用として友人に引き取ってもらいました。

しかし、ブリードを辞めてしまう気はありませんでしたので、成績の少しでもよかったラインを残しています。
来期の種親としたのは、46番♂86.7mmと50番♂86.3mmですが、どちらもカッコがよかったのが幸いです。
特に50番は美肌でもあり、次世代に楽しみが持てるかなぁ・・・と思っています。

WN46番86.7mm
WN4605BEST800.jpg

WN50番86.3mm
WN5006best800.jpg

一応サイズを示す証拠画像も添付しておきます。(この程度では不要な時代だとは思いますが・・・)
WN4605_867.jpg

WN5006_863.jpg
[ 2018/07/29 16:17 ] ブリード2017 | TB(-) | CM(-)

オオクワガタの生態に新事実!

昨年、クワ友さんからこのような書籍を紹介して頂きました。
知られざるオオクワガタ

発刊されたのは、平成28年8月1日ですのでご存知の方もいらっしゃると思いますが、とても興味深い内容です。
オオクワガタに限らず、野外採集の経験がある方であれば、一気に読み切ってしまうくらい面白いと思います。

著作内容に踏み込みすぎては問題となりますので、勉強になったことを少し紹介しますが、これまでオオクワガタは縄張り競争に勝ったものがよりよい洞を獲得して定住し、その限られた場所で一生を終えると考えられて来ました。
しかし、本書の中で新たな事実が紹介されています。
その新事実は、人間が立ち入らないようなブナ原生林の中での通年観察で確認されています。
オオクワガタ♂が、翌年には数百メートルも離れた洞に移動していたと言うのですから驚きです。
筆者は、その移動理由について「繁殖域と生息域の拡大」と推測されています。
私は、それに加えて、血が濃くならないように子孫を残す本能ではないかとも思いながら拝読しました。
また、本書の本意には、これまで人間がオオクワガタの生態系を破壊しながら採集を繰り返してきたことへの警鐘が込められていることも重要なポイントとして共感しました。

興味のある方は、是非読んでみてください。
野外採集経験のある方には、特におすすめです!
[ 2018/01/28 10:47 ] 温度と生態 | TB(-) | CM(-)

強制早期羽化について

今日は、強制早期羽化について書いてみます。

現在普及している手法は、2本目へのビン交換直後に管理温度を上昇させて蛹化を促す方法です。

私も近年は、この簡便な方法でチャレンジしていますが、蛹化成功率は50〜60%程度ではないでしょうか?
外観で判断出来ないものは掘ってまで確認していないため、正確な割合は分かりませんが、世間の成功率と比べると低いのでしょう…

ただ、血統によって蛹化スイッチの入り易さに差を生じ、大型化するほど蛹化しにくい印象で、個体差があることは間違いないため、他との比較は難しい側面もあります。
それに加え、孵化から蛹化促進までの期間や管理温度も影響することが予想されます。

昨年は、2本目の菌糸ビンへの交換直後に30℃で管理し、1ヶ月が経過しても蛹化気配のなかったものの一部を発酵マットに移動して32℃以上にしたところ全てが蛹化しました。
このことから菌糸ビンよりも発酵マットの方が蛹化スイッチを入れやすい可能性が考えられたため、今年は最初から発酵マット群も検証してみました。

サンプルが少ないので傾向をつかむためのお試し実験のようなものですが、参考までに紹介しておきます。

条件は、10月1日に初令投入から3〜4ヶ月経過した♀幼虫で17g以上のものを菌糸群とと発酵マット群に振り分け、同じ空間で32〜33℃で管理し40日後に25℃(前蛹モードに入ったことを確認できたものはその時点で25℃)にしました。最終的に70日経過した時点で、外から見えないボトルも全て交換して確認したところ、以下の結果となりました。

菌糸群 10頭
蛹化を確認出来たものが6頭(60%)

マット群 6頭
蛹化を確認出来たものが4頭(66.7%)

この結果だけでは、発酵マットが蛹化促進で優っているとも言えないようです。
昨年発酵マットで上手くいったのは、2回目の刺激がたまたま上手く奏功したのかもしれません。

ただ、今回の観察で面白かったことは、発酵マット群に超短期間で蛹化モードに移行した個体が2頭いたことです。
それらは交換から7日目と9日日目には蛹室を作り始めました。
10/1に交換して10/24、10/26に蛹化、それぞれ11/18、11/20に羽化しました。
このように蛹化促進からわずか23日で蛹です!
一方、もっとも遅かったものは菌糸群にいて、12月7日頃の蛹化で67日を要しています。
12月9日の最終確認時には、成虫か幼虫しか居ないと思い込んでいたため、この蛹は不覚にも潰してしまいました(-。-;
13.8gの立派な蛹でした(T_T)
それは余談として、血統やエサ環境が異なるだけでこんなにもタイムラグ生じるとは予想もしませんでした。
それだけに、強制早期羽化は温度を下げるタイミング、見切って通常羽化に戻すタイミングが難しいと言えます。

羽化個体が固まったら、菌糸群とマット群でサイズを比較してみようと思います。

来年も効率的で成功率の高い強制早期羽化法をめざして、また検証してみようと思います。
[ 2017/12/10 17:34 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

第4回オコゼ会

2014年12月初開催となった博多オフ会も今年で4年目となりました。
第2回より隠れメニューを知り注文したオコゼの絶品の味に魅了され、会の名称を「オコゼ会」に!(笑)
今では看板メニューとなり、昨年よりも値上がりしている始末(;^_^A
第4回オコゼ会800

今年はお店の予約がとれず20時30分頃からの入店となり、それまでは時間つぶしに「一双」へ!
第4回オコゼ会一双800

博多のラーメンは、細麺に絡む濃厚なスープは勿論ですが、トッピング用の高菜も最高ですね!
これらのコラボレーションは病みつきになりそうです。

メンバーは、ダイジーさん、タジーさん、skipさんと私の4人!
田舎っペ。さんはやむを得ない事情で不参加となり、残念でした。

久留米で40g前後が連発している話を聞いて肩身の狭い私でした。
私は、まだ3本目への交換ができていません・・・(^^;)
これは意図的に遅らせている訳ですが、このやり方にメリットがあるかどうか・・・来春の楽しみではあります。

今回の教訓は、飼育個体の大きさだけでなく、飼育者の器も大きくないといけないのではっ!?
ということになりましょうか?
お付き合いくださったみなさんに感謝致します。
来年もまた行きますので第5回やりましょう!
[ 2017/12/05 22:22 ] オフ会 | TB(-) | CM(-)

今後のブリードの方向性について

ある疑惑が浮上して3ヵ月以上が経過しました。
その間、様々な働きかけもあったようですが、それも空しく本人からのアクションは一切なかったようです。
それでも、11月4日のNIGHT FOREST vol.4が説明機会となり、少なくとも何らかの進展があることを期待していましたが、結局それも実らなかったようです。
結局、当事者からは何の説明も得られないまま、時間だけが経過してしまいました。
多くのブリーダーの困惑と憤りはやり場のないまま、時間の経過がその記憶を薄れさせていると感じるのは私だけでしょうか・・・。

問題の全貌解明には至らないまま、各ブリーダーによって様々な方向性が生まれています。
生産者を信じてそのまま続行、説明責任等の問題はあるが血統は優れているので続行、血統は表記せずにブリード継続、関連血統は使用せずにブリード継続、オオクワ飼育そのものから撤退など・・・。
私もどこかのタイミングで自身の今後の方向性を決定して進むことにしていましたので、正直な思いも含めここで確認させて頂きます。

今回の問題は、明らかに同じに見える個体で89.7mmと88.9mmの画像がブログ上に別ラインとして掲載されたことに始まります。
私の眼には、89.7mmの画像は明らかに大アゴがノギスまで届いていないように見えたため、実測は88.9mm前後の個体を大きめに撮影した1枚が使用され、もう1枚を他の88.9mm個体のところに単に間違えて貼り付けたのでは・・・と思えなくもありません。
ただ、89.7mm個体は甘い測定で、厳密にはそのサイズに到達していないため実物提示は困難であり、公の場での証明はできなかったのではないかと勝手に想像しています。

いくら想像しても仕方ないので本題に入ります。
他人がどんな見解を示そうと、真相は本人以外には分かりません。
ブログには「ミスはしましたがやましい事はしていない」としかありません。
唯一ハッキリしていることは、多くの購入者に心配と迷惑を掛けたことに対し何の配慮も謝罪もなかったという事実です。
この点に関しては、本当に残念です。
逆に、89.7mmの個体は存在しない可能性が極めて高いことを疑うことはできても、疑惑をそれ以上にまで拡大して詐欺行為として疑うのは難しく、証明する手段もありません。

過去にもオオクワガタをめぐる詐欺行為はたくさんありましたが、その多くは詐欺行為を証明できたり、極めて高い確率で疑うことができたりしたものばかりです。
例えば、ブログ記載内容とオークション行為の不整合、ノギス画像のデジタル表示とアナログ値の不一致、明らかな画像の転用などは証拠が明確なパターンです。
一方、極太、カラーアイ、超大型、美形などをうたった個体で、購入先から全く結果が伴わないとのクレームの広がりで判明したものなどは、極めて高い確率で詐欺を疑うことが出来たパターンです。

話を戻しますが、私が現在ブリードしている関連血統は、「大きくてかっこいいオオクワガタを羽化させる」ことを目的に累代してきたものです。
その観点からは、私なりに充分な結果が得られ満足しています。
それ故、現時点で手元にある自己ブリードにより羽化させた個体は、自身の目で種親を選別し累代してきた過程を重んじて継続することにします。
尚、血統表の表記に関しても継続して公開するつもりです。
祖先が分からないものを血統と言うことに私は抵抗がありますから・・・。

そして、この点にはもう少し触れさせてください。
10年以上前は、血統構成にこだわる人は少ない時代で、むしろ産地と累代表記が重んじられていた印象があります。
また、ワイルドが人気で、累代が進んでいない方が価値は上に評価されていました。
現在の血統表記の始まりは、能勢YGの起源となる能勢80系から847系が分かれ出た頃から活発化したと私は思っています。
そして、その流れを加速させることに私のブログも多少なりとも影響している気がします。
当時の血統構成表は、フローチャート形式が主流でしたが、私は馬の血統構成図を取り入れ現在の表記を盛んに用い始めたからです。
そしてその時、私は1枚の血統構成図にいくつかのことを期待しました。
一つ目は、血統を明確にしてブリードすることで種親組み合わせのヒントが見えてくるかもしれない、二つ目に血統管理や血統づくりの楽しみが広がる、三つ目にブリーダー間の譲受の流れも記載して個体の流れを明確化することで個体の信頼性の指標になりうるのではないか、四つ目に血統構成表はブリーダーが個体管理する姿勢を多少なりとも反映するのではとの期待です。
これらの考えは今でも変わっていないため、この観点からも累代表記の流れを止めたくありません。

考え方は、人それぞれだと思いますが、以上が私の方針とそこにたどり着くまでの見解です。
[ 2017/11/07 00:04 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(-)

近況と所感

オオクワガタの飼育を始めて16年になります。
研究課題もなかなか見つからず、残された課題は難題ばかり・・・
その間、年も重ね体力・気力の低下に加えて仕事での責任は増えるばかり・・・
おのずとモチベーションは低下し、以前は日に何度も閲覧していたクワブログも最近は、週1回見るかどうかとなっていました。

そのような状況で、情報にも疎くなっていましたが、クワ友さんより重大な連絡を受けたのが7月30日!
みなさんご承知のブログ画像疑惑です。
真相が明らかになる日を待っていましたが、待てど暮らせど進展はなく、問題は拡大するなかり!
週末にブログを開くとダイトウさんのブログ「このままで良いのか・・・」が公開されていました。
数々のコメントには対応への考え方に違いはありますが、ごもっともなご意見ばかり!
全国のものすごい数の能勢YGブリーダーの思いが代弁してあるのではないでしょうか・・・。
趣味を楽しむためにお金と時間をかけ、夢と希望を抱いて飼育してきたブリーダーにとって切実な問題へと発展しています。
私は、いつも客観的事象による「根拠」を重視してきました。
ここまで深刻化した現状が、スッキリ解決するとは思えませんが、少なくとも物的証拠による根拠により真実が示されるべきだと考えます。

ブリードも2本目への交換時期を迎え、昨日ブロック18個が届きました。
しかし、ボトルに詰める作業を始める気にならず、ダンボールのまま一夜放置となりました。
それでなくても低下していたモチベーションですが、どこまで低下していくのだろう・・・と感じている今日この頃。
16年も続けたし、そろそろ止め時なのかという思いさえ湧いてきます。

しかし、この趣味を十分堪能した私とは違って、近年この趣味にハマり、夢をもって開始されたばかりの方のことを思うと現状にやるせない思いが募ってきます。
私は、常にオオクワブリードという趣味の世界が発展し、昆虫好きの人や子供の頃に実現しなかったオオクワ飼育の夢を楽しめる人が増えることを念願してきました。
そのために情報提供は惜しまないスタンスで来ましたし、一方で情報提供のし過ぎは、新規の方が何かを発見する機会を奪うことになっているのでは・・・とのジレンマを感じたことをもあります。

私の所感など、どうでもよいことですが、今回の疑惑に対する問い合わせもあったものですから、正直な気持ちを書いてみました。

[ 2017/09/10 10:54 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(-)

KLB上位入賞者予想

盆休みもなく本日も仕事をしているとチョネさんよりLINEが・・・
KLB上位入賞者予想への参加催促とも思えるような内容・・・
しかも予想の中に私を候補に考えているとかいないとか・・・

こういった予想では、勢いのある方を買い目とするのがセオリー!
落ち目のwaizuを選ぶようではチョネさんもまだまだですな(;^_^A

一発勝負の1ラインだけの戦いのため、信頼できる軸は不在とみました。
そして、競馬と一緒で人気サイドに魅力なし!!

という訳で、私の予想は何らかのお付き合いがあり、応援の意味も兼ねて人気のないところを選別!
私の勝負は、1番、2番、11番です!
みなさん、応援しています!!
[ 2017/08/15 21:26 ] ブリード2017 | TB(-) | CM(-)

コクワガタの成績

ブリード2016の報告は、とりあえず終えたつもりでいましたが、コクワガタが残っていました。
昨年は何年かぶりにコクワを飼育してみましたが、やはり簡単ではありませんね(^^;)
自己ギネス♂56.5mmへの挑戦でしたが、結果は♂53.0mm、♀36.2mmが最高でした。

敗因には、ワイルドの持ち腹♀からスタートしたこと、9月からのブリードになってしまったことなどが挙げられます。
今年は、ブリード開始時期を適正化するためにスキップして、上記の菌糸ブリード個体を使って来春もう一度チャレンジしてみる予定です。
たかがコクワ、されどコクワ!
地味に楽しんでみようと思います。


[ 2017/08/02 06:10 ] ブリード2016 | TB(-) | CM(-)

余品情報

やっとブリード2016の羽化個体の整理が終わりました。
通常であれば、梅雨が明けるまでにオークションに出品しているところですが、時間が取れず猛暑を迎えてしまいました。
しかし、小さいものは知人の子やイベント用に提供し、種親にできそうなものは直接取引によりある程度整理がつきました。

時々、余品に関する問い合わせもあるため現状をお伝えしておきます。
余品は以下の♂のみとなります。
WN3203
WN3207
WN3301
WN3510
WN3609
WN3704
WN3805
WN3901

種親として使用できるのは来年ですので、この暑い時期に搬送することもないと思い、10月頃からヤフオクに出品する予定です。

2016年度の区切りをつけ、2017年ブリードラインの血統構成表を掲載しました。
やっとブリード2017がスタートできた感じです(;^_^A
[ 2017/07/29 21:50 ] ブリード2016 | TB(-) | CM(-)

久留米血統構成表2017(久留米27番)

久留米27番血統構成表800

久留米2017は1ラインのみのブリードです。
久留米限定バトルに申し込んだラインでもあります。
尚、この血統構成の個体の中には、追い掛け個体が含まれないことを確認済みです。
[ 2017/07/29 21:37 ] 久留米血統構成表 | TB(-) | CM(-)

飼育あれこれNo.14 【重要】産卵失敗時の対応

毎年経験することですが、採卵に失敗する例が出てきます。
♂に問題がある場合は論外ですが、♂の種を確認できていても100%成功させることは難しいのが現状です。
失敗には様々な要因があり、個体差もあるため、安易に失敗の割合を出すことはできませんが、私の今年の成績からみると18ラインで4ラインがダメでした。
毎年2割程度は失敗している印象ですが、このような個体は追い掛けしてもなかなかうまくいかないことが多かったため、最近では深追いすることを止め、ペアリングライン数を増やして採れないラインは諦めるスタンスで対応してきました。
しかし、時には個人的に魅力を感じる配合であった場合などは、追い掛けや翌年の再チャレンジを試みることがあります。

そして本題に入りますが、本日は駆け出しブリーダーの方々が認識不足で失敗されないよう、重要なことを確認させて頂きます。
それは、血統管理を行うのであれば「追い掛けの際にペアリングの組み合わせを変更しない!」ということです。
血統構成表を明記してブリードする以上は、それ以外の血が混ざらないことを確実に証明できない限り、同一ペアで行うべきであると私は考えています。
もう10年以上も前のことですが、私も未熟で、産卵セットを長く組み産み切らせてから越冬させ、翌年に違う♂との交配はありだと思っていました。
当時もネット上で議論となり、続けて異なる♂と交尾させた場合、後からの精子が優先であろう・・・などの意見もありましが、2頭の血が混ざっていないことを証明することは困難です。
よって、疑わしい行為は行わないという道を選択しました。
以来、私は異なる組み合わせでの追い掛けは一切行わず今日に至ります。

経験を積む中で、交尾行動および産卵行動の奥深さを痛感してきましたので、その事例を少々紹介しておきます。
①種なしと思える♂に対し何回もペアリングと産卵を繰り返した結果、幼虫が採れたことがある
  →種なしの中には、精子が薄いだけで完全に種が欠落していない例がある
②空砲を連発する♀の場合で、20数個の空砲の中から1~2頭の幼虫が採れたことがある
  →空砲=交尾不成立ではない。この例から数日の産卵セットで種なしと判断するのは危険
③産卵行動を開始しない♀の中には、1ヶ月以上が経過して産み始める個体がいる
  →交尾=産卵開始とならない例があり、翌年になって産卵を開始した報告もある
④産卵行動を中断する個体を経験しているため、10年前の産み切らせるという概念は崩壊
  →その上に♀は持ち腹での越冬能力があるため、それを加味すると翌年まで時間を空けても危険

以上の事例は、産卵の失敗が、無精子状態によってのみ引き起こされるのではないことを示しています。

本日は、あくまでも個人的な意見として追い掛け時のルールとその根拠を記載してみましたが、異なる意見もあると思います。
しかし、同じ見解の方も多いようなので、初心者の方々が認識不足のために失敗されないよう確認させて頂きました。

最近は、駆け出しブリーダーの方々からの問い合わせも多く、情熱的に楽しまれている様子を感じることがあります。
誰もが嫌な思いをすることなく、存分に楽しんで頂きたいと思っています。
[ 2017/07/25 00:08 ] 飼育あれこれ | TB(-) | CM(-)

ブリード2016羽化個体の紹介

昨日、飼育管理表を掲載したところ、クワ友さんより87.1mmならよいのでは・・・とのメールがありました。
私もサイズ的にはそれなりに満足していますが、ディンプル、フォルムなどの観点から満足できていません。
この個体です。
WN3216-871.jpg

WN3216-871a.jpg
WN3216

なんといいますか、大顎は太くて長いものの胴体が短めです。
同腹個体には84.7mmですが、こんなバランスのよい兄弟もいますので次世代に期待してみます!
何より実サイズと血統が魅力的ですから!
WN3203-847.jpg
84.7mm(WN3203)

一方これらに比べ美肌個体もいます。
WN3903-856a.jpg

こんなアングルだとより良さが引き立ちます!!
同腹に86.3mmがいましたが、第一印象で来年の種親はこちに決定しました。
WN3903-856b.jpg
85.6mm(WN3903)

この個体は、Waizu能勢15番♀にougoさんの♂を種付け頂いたコラボラインになります。
15番はワイドカウさんのところの血を強く引いていますが、この関連ラインは美肌が多く出てきます。
ワイドカウさんの個体は綺麗な虫が多い印象ですが、ブログにアップされている90mm個体などは、サイズも超抜ですが、美肌でも群を抜いています。

さて、来年の種親候補はもう1頭!
カワラ材飼育で伸びを欠いた早期羽化♂861同腹のこの個体です。
WN3801-843.jpg
84.3mm(WN3801)

なんといいますか、画像だけみると未完成なフォルムから受ける印象により78mm程度の個体に思えてしまいます。
それを勝手に余裕だと捉えるのは私の都合のよい我見ですが、幼虫時に40gを超え、カワラ材飼育でも84mmを超えてきたところは評価したいと思います。

せめてノギスの88以上の数値を出したいと思って臨んだ2016年でしたが、こんなところです。
来年は、きれいで大きな個体が羽化してくることを願って、丁寧に飼育に取り組んでみることにします!
[ 2017/07/14 00:12 ] ブリード2016 | TB(-) | CM(-)

ブリード2016の結果

新年度のスタートを切るにあたり、先に昨年の総括をしておくべきと考え、重い腰を持ち上げ飼育管理表を完成させました。
際立った個体が羽化した訳でもなく、例年に比べ★と羽化不全が多いことに掘り出し途中から意気消沈(笑)
ひそかに凹でいました(;^_^A

★の原因は、血統なのかもしれませんが、例年より加湿したことが影響したのかもしれません。
また、すっかり放置して部屋にも入らないことが多かったことで、空気の循環が悪かったのかも・・・
いろいろ考えてはみますが、原因不明です。
ただ、全国的にみて大きくなればなるほど完品での羽化率が低下しています。
(私の場合は、幼虫体重がその域まで到達していないとも言えますが・・・)
大きな幼虫をたくさん飼育して羽化個体数を増やすことが必要なのかもしれません。

また、昨年は他の失敗もしています。
時期がズレてブリードを開始した早期♀を使った2ラインは、途中からの温度管理に苦戦し、割出が2ヶ月遅れにも関わらず途中から先行群と同じ温度管理にしました。
早期羽化♂でも86.1mmが羽化したことで、安易に決行しましたが、結果はひどいものでした。
半数近くがセミ化、羽化個体も80mmに届かないものがほとんどでした。
あまりにひどい結果となったため、41番、42番は、すでにイベント用に提供し、自身も使用しないこととしたため、管理表からも除外しています。
この経験から、今年はすべてのラインの投入時期を概ね3週間以内に集約するよう心掛けました。

まだまだの自分を痛感していますが、今年もコツコツがんばろうと思います。
[ 2017/07/13 00:03 ] ブリード2016 | TB(-) | CM(-)

カワラ材飼育の結果

ブリード2016ではカワラ材飼育を試してみました。
以前より、材飼育の方が羽化不全率が低いと思っていましたし、栄養面から見てもカワラ材であれば菌糸ボトルに遜色ないのではないかとの思い込みがありました。
その根拠のない考えを確かめておきたいとの思いでの検証です。

実際に掘り出してみると、このような感じできれいな蛹室を作製していました。

カワラ材飼育1

カワラ材飼育2

問題は羽化サイズです。
サンプルは少ないのですが、以下の5頭となります。
3令投入時の幼虫体重と羽化サイズを並べてみます。

①久留米WK2310  37.8g→83.0gmm
②久留米WK2603  42.3g→蛹で★
③能勢 WN3213 38.5g→82.1mm
④能勢 WN3510 37.1g→83.2mm
⑤能勢 WN3801 40.1g→84.3mm

こんな結果でした(^^;

残念なのは42.3gの久留米です。
このような状態で、蛹の時点で力尽きたようです。
やはり素質の限界を超えて大きくなっていたのでしょう・・・。
カワラ材飼育3

私の感覚では、3mm以上小さく羽化した印象です。
今年は、♂でかなりの★と羽化不全が出てしまい、比較サンプルもそれほどありませんが、その判断基準となるデータを少し示してみます。
①久留米WK2310  37.8g→83.0gmm
同腹♂WK2309    35.8g→84.7mm

③能勢 WN3213 38.5g→82.1mm
同腹 WN3216   35.3g→87.1mm

⑤能勢 WN3801 40.1g→84.3mm
同腹WN3805    35.7g→84.1mm

サンプル数は少ないもののこれらからもサイズダウンは歴然です。
ただ、カワラ材飼育にはもっと適した温度帯や飼育期間があるのかもしれません。
また、材の品質も年によって違うと思いますので、この結果だけで最終判断はできませんが・・・。
まあ、私の飼育環境には適さなかったという事で、今年からは菌床飼育一本で行こうと思います。
最近は、クワ情報に疎くなっていますが、他でのカワラ材飼育の成績はどうなんでしょうねぇ・・・?
[ 2017/07/09 00:29 ] ブリード2016 | TB(-) | CM(-)

飼育あれこれN0.13 -菌糸プリンカップ活用法-

本日は、菌糸入りプリンカップをとりあげてみます.
旬のネタのタイミングを逸してしまいましたが・・・(;^_^A

幼虫を割り出した際、そのまま菌糸ボトルに投入する方が効率はいいと思います。
しかし、割り出し後の幼虫の状態を確認してから菌糸ボトルに移行する方が安心であり、菌糸ボトルを無駄にする確率も下がるでしょう。
また、菌糸ボトルを準備するにあたり、幼虫数を掌握するには一時保管が有効です。

ただ、この場合は、発酵マットでも全く問題ありません。
むしろ、カップに入れてすぐに使用可能な発酵マットの方が簡便で使い安いと言えます。

では、なぜ私が菌糸プリンカップを多用するかと言うと、一時保管の期間が長くなっても焦らずに計画を立てられるからです。
発酵マットで2令後期まで飼育してから菌床飼育に切り替えてもそれほどの影響はないと思いますが、私は最初から高栄養で飼育しておく方がベターと思っていますので・・・。
私は、割出しのタイミングは重視していて、確実に初令で取り出すことにしていますが、そのタイミングで120ccの菌糸プリンカップに投入してみると4週間くらいは全く問題ありません。場合によってはそれ以上でも大丈夫でしょう・・・。
その4週間という余裕ある期間の中で、菌糸ボトルの準備、飼育数を調整するためのオークション出品(準備→落札→発送→受け取り側にも時間的余裕あり)などを行うことが可能です。

余談はそれくらいにして、本日お伝えしたかった本題に入ります。
菌糸カップは、どこに通気口をつくり、どうやって幼虫を投入するのがベストなのか?
これまで、いろいろ聞いてみましたが、決め手がありませんでした。
私は使用の際、積み重ねて使えると省スペースで管理でき効率的なのに・・・とずっと思っていました。
昨年もブログで紹介しましたが、私が考え出した使用法を掲載しておきます。
(他でもやられているかもしれませんが、私なりに独自に考えてこうしています)

菌糸プリンカップ例

このように、左右の端に充分な空気をプールできる空間を設け、フタをして積み重ねても通気性が保たれるよう、押しピンなどでカップの側面から穴をそれぞれ2~3個、念のためフタにも空間部分にだけ2~3個小さな穴を空けて使用しています。
水分を保持するため、他には一切空けていませんが、この2年で100頭以上を試して問題はありません。

昨年この記事を掲載した際、クワ友さんが「業者の人に聞いたら本来プリンカップは重ねて使用するようにつくられていないと言われました」とか「重ねたら熱で菌糸が劣化します」とか言われたと教えてくれました。
そもそもプリンカップは幼虫飼育用のものではないと思うのですが・・・。
私は、重ねて使用する方法を考えていてこの方法にたどり着きましたが、特に劣化が早いこともありません。
何事も工夫と検証でよりよい方法に巡り合えるのではないでしょうか?

最近は、里子やオークションであちこちに菌糸カップ入り幼虫をお届けしていますが、「なぜwaizuはこんな使い方をしているんだ!」と思われそうなので、その回答も含め、紹介してみました。
発送の時は、安定させるために積み重ねていないのですけどね!
[ 2017/06/27 22:41 ] 飼育あれこれ | TB(-) | CM(-)

近況報告

最近は、クワ以外のことで多忙な日々を過ごしていました。
やっと時間をつくって割出を完了しました。

私の場合、目標140頭でしたので、14ラインからセーブ気味に採卵し約200頭を割り出すことが出来ました。
余剰は里子にも出しましたが、オクにも出品しましたので、興味のある方は右のツールバーからご覧ください。

やはり遠慮なく採卵し、300頭規模で飼育できればよいのでしょうが、飼育しすぎると大変なストレスになります。
また、飼育ラインは掲載しようと思いますが、少ないラインは数頭程度(;^_^A
ほのぼの飼育で楽しもうと思います。

また、久留米は保険の予備ラインも準備しましたが、1ライン目が順調であったため、その1ラインに絞りました。
16頭の初令幼虫が確保できています。
これで、2017-KURUME LIMITED BATTLEにも参加できます!
早く申し込まないと行けませんね!

こんな感じですが、何はともあれブリード2017も順調にスタートを切ることができました!(^^)!
[ 2017/06/20 21:04 ] ブリード2017 | TB(-) | CM(-)

お試し産卵の経過報告

前回の記事からちょうど2週間が経過しました。
オオクワガタの卵は、産み落とされてから至適温度で管理した場合、約2週間でふ化します。
そこで、本日そっと前回紹介した卵を確認してみました。

C-0お試し確認幼虫

無事にふ化していることを確認!!
これで、本年度も期待する種親ラインでの確実なスタートを切ることが出来ました!
簡単ですが、報告まで・・・
[ 2017/05/13 18:53 ] ブリード2017 | TB(-) | CM(4)
Profile

waizu

Author:waizu

Access Counter
Category
管理人のHP

Waizu Dorcus Office

月別過去ログ

2018年 08月 【1件】
2018年 07月 【2件】
2018年 01月 【1件】
2017年 12月 【2件】
2017年 11月 【1件】
2017年 09月 【1件】
2017年 08月 【2件】
2017年 07月 【7件】
2017年 06月 【2件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【6件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【2件】
2017年 01月 【5件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【2件】
2016年 10月 【3件】
2016年 09月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【4件】
2016年 05月 【7件】
2016年 04月 【2件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【3件】
2015年 11月 【2件】
2015年 10月 【6件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【8件】
2015年 06月 【7件】
2015年 05月 【8件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【6件】
2014年 11月 【6件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【3件】
2014年 08月 【24件】
2014年 07月 【7件】
2014年 06月 【4件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【3件】
2014年 03月 【6件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【4件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【1件】
2013年 08月 【6件】
2013年 07月 【6件】
2013年 06月 【3件】
2013年 05月 【7件】
2013年 04月 【7件】
2013年 03月 【3件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【12件】
2012年 12月 【5件】
2012年 11月 【23件】
2012年 10月 【9件】
2012年 09月 【1件】
2012年 08月 【1件】
2012年 07月 【3件】
2012年 06月 【10件】
2012年 05月 【3件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【1件】
2012年 02月 【3件】
2011年 12月 【4件】
2011年 10月 【4件】
2011年 09月 【1件】
2011年 08月 【11件】
2011年 06月 【2件】
2011年 05月 【6件】
2011年 04月 【8件】
2011年 03月 【7件】
2011年 02月 【6件】
2011年 01月 【5件】
2010年 12月 【15件】
2010年 11月 【5件】
2010年 10月 【6件】
2010年 09月 【2件】
2010年 08月 【5件】
2010年 07月 【6件】
2010年 06月 【3件】
2010年 05月 【2件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【1件】
2010年 01月 【2件】
2009年 12月 【1件】
2009年 11月 【3件】
2009年 10月 【7件】
2009年 09月 【2件】
2009年 08月 【2件】
2009年 05月 【2件】
2009年 04月 【5件】
2009年 02月 【5件】
2009年 01月 【2件】
2008年 11月 【2件】
2008年 09月 【1件】
2008年 07月 【1件】
2008年 06月 【4件】
2008年 03月 【2件】
2008年 02月 【1件】
2007年 10月 【1件】
2007年 07月 【1件】
2007年 06月 【1件】
2007年 05月 【3件】
2007年 04月 【3件】
2007年 02月 【1件】
2006年 12月 【5件】
2006年 11月 【4件】
2006年 10月 【2件】
2006年 09月 【3件】
2006年 08月 【5件】
2006年 07月 【4件】
2006年 06月 【7件】
2006年 05月 【5件】
2006年 04月 【5件】
2006年 03月 【5件】
2006年 02月 【13件】
2006年 01月 【3件】

全記事表示リンク
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR