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YPF菌床

よしくわさんのオリジナル菌床の名称が決定したようです。
なぜか命名権が私に(*_*)
降って湧いたような話に戸惑いましたが、せっかくなのでシンプルなものを提案してみました。
Yoshikuwa Produceの頭文字からYPと!
それによしくわさんがFirstのFを追加されYPFとなりました。

10年以上前の話ですが、当時はテクニカルアート社のRTNというアルファベット3文字の菌床をカッコいいなぁ~と思っていたこともあり、YPFは個人的には気に入っています。
今後、YPFで40gアップ連発の報告がたくさん出てくることを期待しています。

これから全国のあちこちでYPFが使用されていく訳ですが、菌糸ブロックの場合、添加剤を加えずに使用したとしても、詰め方、ボトル形状、フィルターの種類などが飼育成績や劣化具合に影響を与える可能性があります。
勿論、使用環境の温度、湿度なども!
こうしてみると、よく菌床銘柄だけで論じられがちですが、どう使いこなすかも重要になってきます。

私は、とりあえず現ギネス個体を出したLEVIN-GSPとのガチンコ対決で行く予定です。
菌床の詰め方、管理環境などを統一して同腹個体で比較できれば、よいデータが取れると思います。
どう使いこなすか!?そこを考えながら使うもの楽しみのひとつです。
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[ 2016/05/09 22:23 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

添加剤と菌糸のまわり方(1例報告)

昨日、菌床に加える添加剤に関する質問がありました。
私の不得意教科のため回答できませんでしたが・・・(^^;
何を添加すればいのか!?
最大の関心事です。

私も試していた時期がありますが、添加量の比率にも難渋します。
しっかり添加して効果を確認したい思いとは裏腹に、添加しすぎると菌糸環境の維持が難しくなります。
添加剤のレシピ+&妙な添加比率を求めて研究する方も多いことでしょう・・・
この問題に関しては、菌床メーカーさんやメーカーと協力してオリジナル菌床作成に取り組むブリーダーさんに期待しています。

2003年の画像を整理していたところ、こんなものが出てきました。
bindume3day.jpg
bindume4day.jpg

これは、ブロックを崩してビン詰したものですが、添加剤の配合比率を変えて調整したものになります。
添加剤が、麦芽だったかトレハロースだったか覚えていませんが、右から無添加、標準量添加、高濃度添加となります。
上の画像が、詰めてから3日後、下の画像が4日後となります。
24~25℃の環境であれば、4日もあれば普通に回り切るところですが、添加量が増えるにつれ底部まで届きにくくなります。
(これは、実験用にかなりの濃度にした記憶がありますが、詳細を記録したものがみつかりません^^;)

実は、この時の実験では、1週間経過しても回り切らなかった数個のボトルの底部からカビが発生しています。
私は、ブリード2年生の駆け出しの頃、添加剤に魅せられて添加実験もいくつか行いました。
結局、難しくて断念しましたが・・・
それ以来、既成の銘柄をどうのように上手に使いこなすかを考えていますが、こんな記事を書くとまた実験したくなりますね。

世の中には、添加剤に魅せられた方が多くいらっしゃると思いますが、くれぐれも添加のし過ぎにはご注意を!
[ 2016/05/07 09:39 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床の差

2週間後に予定している割り出しに備え、連休の合間を縫ってボトル詰めを行いました。
22ブロックから80本強の菌糸ボトル800と2ブロックから65個の菌糸カップ120が作成できました。
今年も無理することなく120~130頭をめざしているので、これで大丈夫でしょう!
ブロック崩しも体力的にも辛いため、5月下旬に既成ボトル800が48本届くように手配済みです。
私の飼育管理は、こんな状況です。

さて、表題にある菌床の差ですが、ボトル詰めしてから5日でこんな違いが現れています。

菌糸詰day5-1

真ん中がこれまで汎用してきた銘柄!
それに対し、右側は今年のメインで予定している添加剤を強化したもの。
左側は、よしくわさんオリジナル菌床です。
同じ日に詰めて、同じ場所で発菌させたのですが、わずか5日でもこんなに差が出るとは・・・。

これだけ見ると、yoshikuwaオリジナルが使い易そうですが、長期的使用でどうなってくるでしょうか?
楽しみですね(^ム^)
[ 2016/05/05 13:00 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌糸ビンの費用対効果

大型個体の羽化実績から見ると、ビークワギネス個体がLEVIN-G(+オリジナル添加剤)、ビークワ準ギネス個体がオアシスで、この2銘柄が群を抜いていることは周知の事実です。
また、最近ではHS菌床からもよい結果が出ているようですが、今年は、上記2銘柄をもう一度きちんと比較してみようと思います。
しかし、菌床飼育計画を練っていると、経済面での問題も浮上してきます。

オアシス菌糸ビンは、抜群の実績を誇るものの、メインの菌床とするには高価で、たくさん使用すると飼育貧乏に陥りかねません。
そこで、私が今年のメインで使用を予定しているLEVIN-Gとの価格比較を行ってみました。
算出は、♂1頭を初令幼虫から羽化させるまでの最小経費として行いました。
LEVIN-Gをブロックから詰めた場合の費用概算は、♂1頭を羽化させるまで800ボトル→1400ボトル→1400ボトルとすれば、160円+320円+320円=800円(硬詰めしない場合)
一方、オアシスをMSボトル(18本ケース買い)、ガラスLビン(6本ケース買い)で試算すると400円+1400円+1400円=3200円となり、LEVIN-Gの実に4倍です。
♂を100頭を飼育するとなれば、LEVIN-Gなら8万円で済みますが、オアシスでは32万円となる計算です。
対費用効果からみてこの差24万円をどうみるか・・・・?
♀飼育の費用も考慮すると飼育貧乏になりそうですね!
ギネスにゼロコンマ1mmでも近づけるのであれば、この価格差でも意味があると思います。
ただ、私の場合、1年間の飼育予算からみても全個体をオアシスにするのは難しいですね!
期待の系統に絞って使用する意味があるのかどうか?
今年の検証は、今後の私の懐具合を左右する重要な意味を持ちそうです。
[ 2010/01/11 01:05 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌糸ビンの選択方法

菌糸ビンを選択するとき、選び方も人によって様々です。
「実績」「価格」「手に入れやすさ」「持ちのよさ」「品揃え」「バラ販売の有無」「粒子の粗さにこだわる」「菌種にこだわる」「人から薦められた」「試してみたい」など・・・。
みなさんは、何を優先されるでしょうか?
普通は、安全に大きく成長して、安ければよいのでしょうが、極太派の人には顎が太くなっても体長が大きくなりすぎては困るようですし、価格面でも高級志向の人がいるかもしれません。
また、欲しい時に品切れでは困りますし、ブロック製品がないものでは割高になる上に添加剤を加えることもできません。少数飼育の人は、バラで購入できないと困ることでしょう・・・。
一方、時間のない人には、手間を省くためにボトル製品がありがたく思えます。

私の場合は、実績最優先で、その上で価格もリーズナブルなものを求めてきました。
ただ、一口に実績といっても、各人の飼育環境や飼育スタイルによって、最適菌床は異なると思われるため、昨年までの私は、「試してみたい」を優先してきたように思います。
少ない数でもいろいろな銘柄の菌糸ビンを混ぜて飼育すると、ビン交換時の楽しみは倍増し、より菌床飼育がおもしろくなります。

ところで、菌床を選択する際、他の面からのアプローチはないでしょうか?
大きく成長させることをポイントにおいて考えた場合、次のような意見も存在します。
(1)種親を飼育した菌床と同じ銘柄で飼育した方が大きくなる。
(2)同じ銘柄でもボトル製品を使うよりもブロックから詰めた方が大きくなる。
(3)ブロックをそのまま使用するよりも添加剤を加えた方が大きくなる。

果たしてどうなのでしょう・・・・??
[ 2010/01/07 22:00 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床の熟成期間について

さて、今日は菌糸ビンの熟成期間について少々・・・。
ブロックからビンに詰めた場合、どれくらい待ってから幼虫を投入するのがよいのか?
ただ、詰め方、添加剤の種類や量で回る速度は違ってきますし、管理温度、湿度などの背景因子によっても状況は違ってくるでしょう・・・。
これらの背景も考慮すべきでしょうが、私的には、菌糸が白く回ってから使い始めるということでよいと思います。

あえて文献らしきものを引用するとすれば、BE・KUWA26号P90「菌糸ビン飼育のテクニック」あたりでしょう・・・。
この記事では、ブロックからの詰め替えではなく、1次発菌を話題としてありますが、菌床の熟成度という観点では同じことなので、参考にできると思います。
この記事での結論は、国産オオクワガタの場合、菌糸が回ってから1~2ヶ月経過したものを最適とし、若令には比較的新しいものでもよいが、成長した幼虫には充分熟成したビンの使用を推奨してあります。
理由として、真新しいエサによる下痢、環境変化のショックによる暴れを挙げ、著しく縮んでしまうこともあると注意を喚起してあります。

この内容を、みなさんはどう思われるでしょうか?
私は、ちょっと疑問です。そんな経験をしたことないもので!!
初令も終令も白くなったら使い始めて障害を感じたことはありません。
1次発菌と2次発菌は違うとか、菌床の種類でも違うと言われればそれまでですが、雑誌で公開されているということは、一般論のはず!?
私の心の中に生じたこの溝をどう埋めたらよいのか・・・?

結局、納得できないのは、雑誌の記事は経験談であって、飼育データに基づく根拠が示されていないからです。
終令に使う菌糸ビンの熟成度を今後の検討課題にすべきかどうか、私にはそのことも問題です。

それでは、逆にビン詰後、早く入れすぎたらどうなるでしょう?
どうもならなかったが私の結論!
安全性を確認するために昨年行った実験です。
詳細は、別の機会にしますが、ビン詰2日後に初令投入した7頭のランダム比較試験の結果で、安全性と良好な羽化実績が確認できました。
白いどころか、菌床が茶色い状態で入れましたが、死亡率も0%でした。
他の菌床でも大丈夫とは言えませんが、白くなる前に入れても問題なかったという1事例と思ってください。
このことが、白く回っていれば幼虫を投入してもよいとする私の飼育法の基になっています。
問題は、より大きくするためには、熟成させるかどうかです。
検討の余地はあるでしょう・・・。
[ 2009/10/18 19:18 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床の歴史

私がオオクワ飼育を始めたのは、2001年8月です。
今日は、それ以前のことも含め、私が勉強した範囲で菌床飼育の歴史を復習してみたいと思います。

1990年代前半は、マットに添加剤の配合等の様々な試行錯誤を加えながらも70mmをコンスタントに超えることが難しい時代だったようです。
1992年に菌糸ビンがバイオテック社によって商品化され、その後も他から市場に登場しています。

1995年に菌糸ビンで78mmオーバーが報告され、1996年頃からキノコメーカー各社が菌糸ビン市場の参入!低価格商品の登場で使用者も増加の一途をたどり、羽化サイズも飛躍的に伸びた歴史があります。
そうは言っても、1990年代後半当時は、Webや雑誌の情報も少なく、1998年7月に創刊された昆虫フィールドを見ても菌糸ビンの広告は、わずか3つしかありません。
その後、2001年末に創刊されたビー・クワNo.1には、トップページに月夜野きのこ園の広告、次のページにはフォーテック社のG-potの広告が大きく掲載され、その他のページにも菌糸ビンの広告がたくさん掲載されています。

私がオオクワ飼育始めたのがちょうどこの頃ですから、恵まれた時代に始めたとも言えますし、自作発酵マット時代の苦労を知らない不幸なブリーダーとも言えます。
ちなみに私が初めて使用した菌床は、当時としては破格の安さであった月夜野きのこ園Basicでした。まとめて購入すれば1ブロック500円を切っていましたから!
その後、さらに低価格のハリケーンや400円を切る超低価格の尾瀬ブロック(ディ・キャッツ)などを試しました。
当時、G-potがよいとの情報がたくさんあり、使いたいと思いながらも、その価格に対して自分の腕と所有する個体を比べ、とても手を出せなかったことも懐かしい思い出です。
それから今日に至るまで、私は何種の菌床を試したことでしょう・・・。

Come back to reportを書くつもりで始めると意外に懐かしい記憶が蘇ってきてまとめきれませんね!
「巨大オオクワ作出履歴」「私の菌床遍歴」「添加剤の試み」「ビン交換サイクルに関する記事と成績」など、また時間のある時に採り上げてみたいと思います。
[ 2009/02/11 11:32 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌糸ビンの持ちについて考える

私のところもオオクワガタが羽化ラッシュを迎えたため、温室内から羽化してそうなビンを取り出しました。
まだ、半数以上は蛹ですが、今日は目に留まったビンを2例紹介します。
どちらも本日撮影した写真です。
まず1枚目のデブ1000ですが、いつ瓶詰めしたと思われますか?
昨年の9月中旬に詰めて10月9日に初令投入と記載してありました。
菌床はEXTRA-G(EXCEED CRAFT製)で、1本目ということもあり普通に詰めてありました。
左のビンは前蛹、右のビンは羽化していますので、いわゆる1本返しに成功です。
次に2枚目ですが、これは1月上旬に2本目に交換して本日に至ります。
菌床はLEVIN-G(EXCEED CRAFT製)で、こちらも特に固く詰めた訳ではありません。
その証拠に右のPETボトルの左上はビンと菌床の隙間に菌糸が真っ白になるまで張っていて、詰め方が甘いことを示しています。
いい感じで居食いしてそのまま蛹化しましたが、まだまだ3~4ヶ月は持ちそうな感じです。

ところで、私が菌床飼育を始めた頃にHPで情報を集めると、だいたい以下のようなことが書いてありました。
「ブナは劣化が早い」「仕上げビンとして長く持たせるには超固詰めが必須」
でも、私のところの菌糸ビンは、ブナ100%でごく普通に詰めたものですがとても長持ちしています。
要するに絶対そうなるということでもなさそうです。
私の考える菌糸ビンを長持ちさせるポイントは次となります。
①ダニなどの害虫を持ち込まない。
②温度管理を徹底する。
③ある程度粗めの菌床を使う。
④水分の多すぎる菌床は選択しない。
⑤遮光する。
⑥添加剤は少なめに!
⑦ビンの壁面と肩口は、隙間ができないようしっかり詰める。

菌糸ビンの持ちが悪くて困っておられる方は、上記7ポイントを確認してみてください。
それから、格安菌床は微粒子で水分含量の多い製品が多いので注意が必要です。
いくら安くても交換サイクルが短かければ結局損をすることになりますから・・・。

菌糸ビン1本返し長持ち菌糸ビン







[ 2007/07/24 17:47 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床考察-補足編-

今日は、菌床飼育に関して補足をしておきます。
① 粒子の大きさについて
チップの菌床を使用されたことのない方のために、画像を貼付しておきます。
左は私が昨年多用した皇帝菌床、右は今まで使用した中で最も粒子の小さいLEVIN菌床です。
これだけ違うのですから、飼育結果も何か違いが出るはずですが、「何」が違うのかまだ見えません。
② オガの種類による持ち具合について
一般論としてブナは分解が早く、エノキは劣化しにくいとされています。
私は、エノキの使用経験がなくわかりませんが、ブナが特に持ちが悪いと思ったことはありません。
菌糸ビンの持ちは、これまで書いてきたように幼虫の個体差、詰め方、環境でも大きく違いますし、粒子が小さく水分の多いものは持ちが悪いと思います。
厄介なのは、2種類以上のオガの菌床を販売している業者に聞いても「どちらがよいともいえない」との回答・・・・(>_<)
③幼虫を大きくできる菌床の捉え方
飼育経験の浅い方にありがちなのが、手持ちの個体を80mm近くにできる菌床を探すという間違い!
菌床を考える時の基本は、個体が持つ素質をどこまで引き出せるかということになります。
競馬に例えて申し訳ないのですが、能力のない馬にどんな上手な騎手が乗っても勝てないのと同じです。
では、なぜ武豊は年間200勝以上もできるのか!?それは、調教師が期待の馬を間違いなく勝たせるために、馬の能力を100%引き出してもらえる名手に依頼するからでしょう。
同じように80mm級のオオクワガタを作出するには、それだけの血統背景があることが前提となり、その素質を100%引き出せる菌床が必要と言うことになります。
私は現在、武豊のような菌床を探しているということになりますね!!
また、業者がこの菌床で80mmオーバーが出ましたと宣伝しても参考にはなりません。
どの血統を何頭やったら出たのか全くわからない話ですから・・・・。
④ その他の注意点
最後に確認しておきたいことは、安定供給が補償された商品であることも重要です。
また、よく耳にするのが前年と同じ結果が得られなかったとか、季節によって品質にバラツキがあるとの問題。
そこら辺も使ってみないとわからないところですが、それ故にブリーダー間の情報交換が重要となります。
私の場合は、ハズレに当たってもすべてが終わらないように常に3銘柄を併用するようにしていますが・・・。

ここまで、菌床の一般論を中心に書いてきましたが、業者の情報やHP上で繰り広げられる一般論を信じ込むのではなく、使って結果を見るのが最短であり確実な方法です。
今回は、具体的銘柄を挙げての話は控えさせて頂きましたが、聞きたいことがある方は私信を下さい。
私のわかることでしたらお答え致します。
一人で闇雲に試していたのでは、時間と金の無駄遣ですから・・・・。

菌床粒子比較





[ 2006/02/01 22:37 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床考察Part3

菌床を使う場合、ボトル製品を使う場合はそのまま使うだけですが、ブロックを使う場合の注意点を確認しておきます。
①菌糸の膜をきれいに取り除くこと!
面倒くさがったり、量が減少することを嫌ってそのまま使用する方がおられますが、クワガタは分解したオガを摂取するので邪魔なだけです。
②ブロックはふるいにかけた後均一に混ぜて使用すること!
ブロックには通気腔があるため、その周辺は乾燥し、重力で水分も下のほうに分布しています。
ふるいで崩して良く混ぜて使用しないと安定した結果を得られないでしょう・・・・。
③1本目のビンから充分な容積のものを使用すること!
昨年1月にプリンカップ飼育の弊害と題してReportを書きました。
要約すると200ccのプリンカップ菌床で3令まで飼育したものは頭幅が9.6mm前後しかなく、その後大きな菌糸ビンで飼育するも羽化サイズも頭幅も小さかったというものです。
普通に800cc以上のビンで飼育すれば国産で11~12mm、Hopeiで12mm以上になります。
金魚を小さい水槽で飼えば大きくならないようにオオクワ幼虫にも同じことが言えます。ただ、何cc以上が必要充分なのかはわかりませんが・・・。
④ビンに詰める時は壁面をしっかりと!
柔らかく詰める、堅く詰めるに係らず、壁面は親指などでしっかり詰めておくことで、ビンと菌糸の間にキノコが生えたり水滴が溜まったりすることを予防できますので、持ちが違ってきます。
貼付画像は、3令虫を入れて6ヶ月以上が経過した1400ccプロー容器の表と裏です。
このように詰めの甘いところには隙間が生じてきますが、うまく詰めておけば6ヶ月でもこの状態です。
⑤瓶詰めから使用までの期間について
これは、新鮮な内にできるだけ早くという考えとじっくり寝かせて使用するとう相反する考えがあります。
どちらがよいのかはわかりませんが、ビン内の二酸化炭素の状況から判断すると最低1週間以上は経過して使用するのがよいのではないでしょうか・・・。
⑥管理について
・温度
菌床の使用温度は22~25℃くらいが最適と言われ、それ以下ではキノコが生えやすく、それ以上では劣化が早くなると言われます。しかし、実際に使ってみると確かに低温ではキノコが出やすくなるものの銘柄や湿度でも差がでますし、高温には意外と強く30℃くらいでも見た目には問題のない菌床もあります。
そうは言いましても理想的な温度は23±3℃辺りでは・・・・。幼虫にとっての快適温度も考えないといけませんし・・・・。
・保管
通気性がよい場所、振動・騒音のない場所、暗い場所などストレスのないところがよいのは間違いありません。

最後になりますが、害虫を持ち込まないことも大切です。
本日貼付した菌糸ビンですが、中から27g近い幼虫が出てきました。
菌糸ビンの劣化速度は、幼虫によっても違います。
このように、「居食い幼虫」「ダニなし」「壁面をきちんと詰めてある」「24~25℃にて温度管理」「暗室で紫外線をカット」の条件が揃えば6ヶ月でも何ともない場合もあります。
あと2ヶ月でも使用できる雰囲気でしたが、どうなっているかを知りたくて昨日ビン交換した例でした。

6ヶ月経過菌糸ビン16ヶ月経過菌糸ビン2







[ 2006/01/30 22:11 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床考察Part2

今日は、オガの粒子の大きさについてです。
以前は、微粒子が主流でしたが、最近は目の粗いものが増えてきています。
チップ菌床は、材飼育に近く形のよい個体が羽化するとか大顎の太い個体が出やすいとかの怪しい宣伝もありますが、粒子間が詰まりにくいため通気性に優れていることは間違いありません。また、使用してみて持ち具合が格段によいのも事実です。
初2令には摂食しやすい微粒子菌床がよいと言われる一方で、私の経験からは初令から粗めを使用しても問題なく大きくなっています。
ここら辺もきちんと比較したデータを示しておかないといけないようです。
もし私が業者なら微粒子菌床を販売するでしょう・・・。どんな原料を使っても小さく粉砕してしまうとわからなくなりますし、ビン交換サイクルが早いければ儲かりますから!とこんなことも考えながら世間の情報を鵜呑みにしないよう心がけているのですが・・・。
これまで色々使ってみた経験から総括すると、「初令には微粒子でも粗めでも問題ないが、堅く詰めすぎない方がよい」「3令以降は持ちがよいチップ菌床を堅く詰めて使用するのがよい」「最終のビンには、よい蛹室をつくるのに適した菌床があるはずなのでさらに検討したい」と、こんなところでしょうか・・・・。

最後に水分含量について
水分含量が高くなると通気性は悪くなりますが、順調に大きくなります。
逆に水分を抑えたものは、羽化不全を起こしにくく仕上げ菌床に向いているとも言われます。
ただ、私の場合、水分50%未満の菌床で成長不全の個体に出会うことがあり、平均して大きくならなかった経験があります。最近は、水分含量を自己測定し54%前後のものを使用していますが、これもどの範囲が最適なのか未知の部分です。また、同じ微粒子と言っても粉砕の状態に違いがありますから、こんなところからも差が出るのかもしれません。
ここまで、菌床の性状から私の思いを紹介しましたが、みなさんも実践してよい話があれば教えて頂きたいと思います。
次回は菌床のパフォーマンスを高めるための「菌床の使い方と管理」について考えてみたいと思います。
[ 2006/01/26 21:14 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

菌床考察Part1

今日から菌床をテーマに書いてみます。
「菌床の組成からみた特徴」「菌床のパフォーマンスを高める使用法」について考えてみましょう!

まず、組成については公表されていない添加剤については全くわかりませんが、わかるところで分類してみます。
①菌糸の種類
ヒラタケ、オオヒラタケ、カワラタケ
②オガの種類
クヌギ、ブナ、ナラ、ミックス
③粒子の大きさ
微粒子、中粒子、チップ
④水分含量
市販品は43~62%(waizu実測値)

上記4ポイントの違いに加えて添加剤の影響もあるのでしょう・・・実際に使ってみると各銘柄で「持ち具合」「初令時の死亡率」「冬場のキノコ発生率」など、使用感は違ってきます。
これらは、地域や温度管理法(エアコン、温室、常温)によっても違ってくるはずです。
しかし、使用感などは二の次の話で、最終的に目的の個体が羽化するかどうかが問題ではないでしょうか。
要するに持ちが悪ければその都度ビン交換すればよく、キノコが出ればその都度取り除けばよいだけのことで、直接の菌床評価にはなりません。ビン交換は少ない方がよいとの固定観念もありますが、常に新鮮なオガの方がよい結果が出るかもしれません。(手間を省いて効率を高めることが目的なら話は別ですが・・・・)
一般的に太く大きくカッコよく安全に羽化させることが目的で、まずは幼虫体重を重くすることがポイントになるのではないでしょうか・・・。
では、上記のファクターをどう組み合わせて使うのがよいのでしょう?
ここはだれもが思考錯誤をしている部分で全くわからないのですが、私の考えを提案してみます。
まず菌種については、世間でオオヒラタケと呼ばれているものが使いやすく銘柄も豊富なので、これがよいことにしておきます。
次のオガですが、一般的に流布している「クヌギの栄養価が高い」という話も怪しいものです。成分分析をした場合、組成に大きな違いはないようですから・・・・。
また、3令終期までクヌギを使うとお尻の長いカッコ悪い個体が出やすくなるため3令後期はブナがよいとの情報はどうなのでしょう・・・・。
昔はクヌギ100%が持てはやされたのに最近はブナや混合菌床が増えてきています。
業者の都合で情報がつくられている可能性もありますから、根拠を示したいものですね!
そこで今年は、初令から羽化まで菌床を替えずに飼育する群も設定したいと思っていますが、果たして余力があるかどうか・・・。
よく成長過程に合わせた菌床選択が大切と言われますが、どの過程に何が合うのかを探すことから始めてみたいと思います。今日はここら辺りで、続きはまた・・・・。
[ 2006/01/24 16:42 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)
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