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飼育の歴史【2003年~2004年頃の話題】

2003年に入り自身のHPを持ちたいと思うようになり、Web上で情報収集をする傍ら、専門誌の定期購読、バックナンバー収集を始めました。
その年の6月、サイトの枠は出来ましたが、内容は他からの良いとこ採りをしてまとめただけの説得力のないものでした。
更新する内容もなく、競馬対決がメインだったことを懐かしく思います。
その後、研究職に就いていた経験からか、データ収集→考察→結果により根拠を示せるオオクワサイトにしようと思い立ち、現在に至っています。

ところで、私の菌糸ビン飼育に大きな影響をもたらしたのが、BE・KUWA No.8の「ゼロから始める巨大オオクワガタの育て方 上級編」です。
そこには、2002年度のギネス個体、能勢産81.8mmの飼育データが掲載され、1本目に600ccのガラスビンを使用、2本目への交換がほぼ3ヶ月と記載されていました。
内心では、600ccで3ヶ月持つのだろうか・・・との疑問もありましたが、この頃から「菌糸ビンは小さくてもよいのだろうか?」「60日以内の交換より長くてもよいのだろうか?」と思い始めたものです。

また、第3回飼育ギネスホルダーの飼育コンセプトを見ても、劣化しにくい菌糸ビンを使い高めの温度で「1本目で一気に大きくする」というものでした。

さらに私に影響を与えたのが、2004年6月1日に羽化しkuwataギネスに認定された84.3mmの久留米産オオクワガタです。
昆虫フィールドNo.38で飼育データを見ましたが、そこにはH15年7/1 Mビン投入、10/14 33.4g Lビン、12/21 33.0g Lビンと交換し、飼育温度は夏場25℃、冬場22℃となっていました。

私は、まず実績のあるデータの追試から入ろうと思いました。
まずは、充分な温度で3ヶ月以上飼育し、1本目で一気に大きくすること!そして、そこで使用されていた「大夢B」「RTN」「オアシス」を試したい欲望にかられ、探究心と大型作出への夢が沸々と湧いてきたのでした。
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[ 2009/02/19 22:54 ] 飼育の歴史 | TB(-) | CM(-)

飼育の歴史【2002年当時】

私が菌床飼育を始めた頃、最初に熟読した本が、前回紹介した月刊むしNo.328「クワガタ特集号10」でした。
この本を知らない方のために、そこに書かれていた飼育法の概要を簡単に紹介します。
まず、オオクワガタ菌床飼育のスーパーテクニック(2)では、ギネスポットを使い、1本目をすべて1リットルのボトルで25℃に設定、正確に2ヶ月後に♂は4リットルのボトル室温飼育とあります。
この飼育では、3本目への交換も正確に2ヶ月後に行われ、その理由を短期で交換することにより、菌床の劣化とダニの被害を最小限に止め、菌糸ビンの長所を最大限に引き出せたとあります。
また、もう一つの菌糸ビンによる超大型個体作出法では、予め何種類かのレシピで作製された菌糸ビンの優劣を比較し、結果のよかったものをチョイス!そして1本目450ccのビンを使用して平均25℃で飼育し、2本目への交換を♂は食痕半分以上ものを2000ccへ、♀食痕7割以上のものを900ccへ交換してあり、交換のタイミングに日数を規定せず、状況判断に委ねてありました。その後は27℃で飼育し、30℃で蛹化スイッチを入れるというスタイルも特徴的でした。(当時は低温飼育の概念はなかったようです。)

その他にも1999年頃の昆虫フィールド等の記事を見ると、菌糸活性を落とさないように40~50日で交換することを推奨する記載もあり、当時の菌床は今ほど持ちがよくなかったために、早目の交換をせざるを得なかった、それ故に早期交換が好結果をもたらしていたという見方もできそうです。

結局、当時の私は、「菌糸ビンへの投入はできるだけ早く初令中期までに!」と「ビン交換も早目に60日以内で!」の2点にこだわるようになっていました。

また、「菌糸ビンの容積は大きいほどよい」という考え方にも重きを置いていたように記憶しています。
当時、たまたまプリンカップ200ccで3令まで飼育したオオクワ幼虫がいましたが、、頭幅を測定すると明らかに小さく、羽化サイズも平凡なものでした。
この結果により、ビン容積に対する考え方は間違いないと思ったものです。
確かプリンカップ飼育した3令♂幼虫の頭幅は、10mmにも満たなかった記憶があります。
その頃、他のサイトで、金魚を引き合いに出して、大きい水槽で飼育しないと自ら成長をセーブして大きくならないように・・・とあり、妙に納得したものです。
[ 2009/02/17 13:57 ] 飼育の歴史 | TB(-) | CM(-)

国産オオクワサイズの推移

私が最初に手にした文献とも言える雑誌は、1998年6月発刊の月刊むしNo.328「クワガタ特集号10」です。
初めて手にした時、内容が種の分布、特徴、生態、飼育など多岐にわたり、しかも文献を引用して学術論文を思わせるような構成となっており、昆虫雑誌にもこれほどマニアックなものがあったのかと驚いたものです。

私が国産オオクワガタ80mmオーバーを目標にするようになったのは、その月刊むしNo.328に掲載されていた2つの記事に影響を受けたからだと思います。
一つは、オオクワガタ菌床飼育のスーパーテクニック(2)(森田紳平・元木弘英 著)で、ギネスポットを使用しての能勢産オオクワ77mmを羽化させたデータが載っていました。
そして、もう一つは、菌糸ビンによる超大型個体作出法(中村芳樹・市之瀬晃三 著)で、菌床飼育による79.42mm個体の飼育データが紹介されていました。

実は、これらの記事から私がオオクワ飼育を始めるまでの3年間に、80mmの壁が破られていたのでした。
1999年ついに夢の80mmオーバーが登場!!
さらに翌年には、新聞・テレビで82.0mmの能勢産オオクワガタが紹介され、2000年7月に発売された昆虫フィールドNo.13にも掲載されました。
そして、その半年後の2000年末に発刊となったBE・KUWA No.1に発表された第1回クワガタ飼育ギネスでは、81.1mmの能勢産オオクワガタが紹介されています。
しかし、オオクワガタの飼育ギネスは、2002年に能勢産81.8mm、2003年に川西産82.4mmと更新されていきました。
その一方で、2004年には、84.3mmの久留米産オオクワガタが登場し、声も出ないくらい驚嘆したあの時の衝撃は、今でも忘れることはできません。(kuwataギネスに認定)
その後、BE・KUWAギネスは、2006年に久留米産83.3mm、2007年に能勢産84.7mmと塗り替えられ現在に至っています。

よく、上達するには「先人に学べ!」とか「上手い人の真似をしろ!」と言われます。
私もこの8年間、実績のある菌床、実績のある飼育法をマネながら、工夫と検証を重ねている内に、羽化サイズは着実に伸びていったように思います。
[ 2009/02/12 22:26 ] 飼育の歴史 | TB(-) | CM(-)

菌床の歴史

私がオオクワ飼育を始めたのは、2001年8月です。
今日は、それ以前のことも含め、私が勉強した範囲で菌床飼育の歴史を復習してみたいと思います。

1990年代前半は、マットに添加剤の配合等の様々な試行錯誤を加えながらも70mmをコンスタントに超えることが難しい時代だったようです。
1992年に菌糸ビンがバイオテック社によって商品化され、その後も他から市場に登場しています。

1995年に菌糸ビンで78mmオーバーが報告され、1996年頃からキノコメーカー各社が菌糸ビン市場の参入!低価格商品の登場で使用者も増加の一途をたどり、羽化サイズも飛躍的に伸びた歴史があります。
そうは言っても、1990年代後半当時は、Webや雑誌の情報も少なく、1998年7月に創刊された昆虫フィールドを見ても菌糸ビンの広告は、わずか3つしかありません。
その後、2001年末に創刊されたビー・クワNo.1には、トップページに月夜野きのこ園の広告、次のページにはフォーテック社のG-potの広告が大きく掲載され、その他のページにも菌糸ビンの広告がたくさん掲載されています。

私がオオクワ飼育始めたのがちょうどこの頃ですから、恵まれた時代に始めたとも言えますし、自作発酵マット時代の苦労を知らない不幸なブリーダーとも言えます。
ちなみに私が初めて使用した菌床は、当時としては破格の安さであった月夜野きのこ園Basicでした。まとめて購入すれば1ブロック500円を切っていましたから!
その後、さらに低価格のハリケーンや400円を切る超低価格の尾瀬ブロック(ディ・キャッツ)などを試しました。
当時、G-potがよいとの情報がたくさんあり、使いたいと思いながらも、その価格に対して自分の腕と所有する個体を比べ、とても手を出せなかったことも懐かしい思い出です。
それから今日に至るまで、私は何種の菌床を試したことでしょう・・・。

Come back to reportを書くつもりで始めると意外に懐かしい記憶が蘇ってきてまとめきれませんね!
「巨大オオクワ作出履歴」「私の菌床遍歴」「添加剤の試み」「ビン交換サイクルに関する記事と成績」など、また時間のある時に採り上げてみたいと思います。
[ 2009/02/11 11:32 ] 菌床について | TB(-) | CM(-)

羽化の瞬間

今日は、羽化の場面に遭遇した際の貴重な写真を紹介します。

1枚目の状態から15分後が2枚目、37分後が3枚目、110分後が4枚目です。
オオクワガタの上羽は、蛹の時は左右の横についていますが、脱皮につれて伸び始め、皮がきれいに脱げた時には先端が少し空いている以外はほとんど閉じているようです。脱皮開始からこの間が20分程度でしょう!
翅パカは、このわずか20分の間に起こることがおわかり頂けると思います。
よって、立ち会って羽パカを防止しようなんてことは困難ではないでしょうか・・・。

この時の観察でわかったことは、脱皮開始から40分程度で左右の上翅はきれに閉じるものの、内翅は一度きれいに広げて乾かしながら再び閉じることです。
羽化♀10:15(2004.4.15)




















羽化♀15分後




















羽化♀37分後




















羽化♀110分後



















[ 2009/02/06 23:00 ] 観察 | TB(-) | CM(-)
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