waizuの観察記録や検証結果を公開しています

冬眠覚醒時に知っておきたいこと

この時期になると、蛹化促進のための温度上昇に加え、冬眠覚醒のための加温の話題が増えてきます。

最近は、温度管理できる方が増え、自在に採卵時期をコントロールできるようなりましたが、もし常温でペアリングを待つとすれば、いつになるでしょう?
例年、越冬成虫を観察していると、遅いものは6月になっても摂食を開始しません。
最高気温が、5月中旬頃から25℃を記録していてもです。
成虫は、厳しい自然界の中で生きていくために、ちょっと温度が上昇したくらいでは起きて来ない習性を備えているのでしょう。
用心深く夏を待ち、間違いなく夏と判断してから活動を開始しているように思えます。

上記の現象から見ても、今の時期に覚醒させるには十分な加温が必要となることは容易に想像できます。
もし、成虫が体内時計のようなものを持っていたとしたら、早春のペアリングには、その時計を狂わせるだけの刺激が必要となるでしょう・・・。

この体内時計の存在を証明することは難しいのですが、これまで、3月に摂食を始めしばらくしてからペアリングしても失敗する例を経験し、6月のペアリングとの肌で感じる違いから、体内時計のようなものがありそうに思えてなりません。

昨年の3例の失敗経験を活かして、今年は一発で産卵を成功に導きたいと思っています。

毎年、あちらこちらで採卵できなかったとの記事を見かけますが、多くの場合、ペアリングがうまく行っていないのだと思います。
そのペアリング失敗の何割かは、本日の話題が関係しているのではないかと思っています。

採卵できない原因を材やマットに向ける前に大事なことをお忘れなく!
スポンサーサイト
[ 2011/02/23 07:59 ] ペアリング | TB(-) | CM(-)

キノコの底力

昨年末にこのようなビンを見つけました。

きのこの底力1

タイベスト紙を挟んだ菌糸ビンからキノコが・・・・。
あの強い紙を突き破ったかと思いフタをとると・・・

きのこの底力2

破れてはいませんでした。
さらにタイベスト紙をとると・・・

きのこの底力3

結局、幼虫がもぐった際に菌床が盛り上がりタイベスト紙に接触していまっていたようです。

それにしても、タイベスト紙の通気腔を通り抜けて成長し続けるとは、キノコの菌糸恐るべし!!
キノコの底力でした(笑)
[ 2011/02/19 08:12 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

暴れた時の悪あがき

昨日まで、期待する個体は暴れたら即交換!と半分あきらめムードの回答をしました。

まず、暴れる要因を排除しながら飼育することは大前提として、もし35gを超えるような幼虫が暴れだした場合、あきらめきれない思いでいっぱいとなるでしょう・・・。

これは、私が思う悪あがきですが、暴れ始めたら即交換し、即低温に移行させ出直すことも選択肢としてあります。
もう一度20℃未満で1ヶ月以上管理して、体重を回復させる作戦です。
ただ、この時点で加温とビン交換により蛹化スイッチが入っていれば、いくら16℃くらいまで下げても蛹化を止めることはできません。
また、うまく幼虫のまま体重回復に成功したとしても、順調さを欠いた影響でセミ化への道をたどる可能性もあります。

過去に30gを超えた幼虫が暴れ、交換したとき28gだったものを再び低温で引っ張ったところ、32gに回復したことがあります。
しかし、セミ化して蛹にすることはできませんでした。

超期待の幼虫が暴れた際、無事に羽化させる道を選ぶか欲を出して体重回復を試みるかは、各人の判断です。
参考までに・・・。

ちなみに私は、もう悪あがきはしないと思います。
暴れる幼虫だったのだろう・・・と割り切ってあきらめます(笑)
[ 2011/02/16 08:23 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

暴れに関する補足

今日も少し補足をしておきます。
ブログは、限られた文章のため、誤解を招き安いので・・・。

経験の浅い人の中には、昨日までの記事を読んで、「乾燥度合の判別ができないがどうしよう・・・」とか「もし判断を誤ったらどうしよう・・・」とか不安に思っている人がおられるかもしれません。

しかし、大して気に留めることでもありません。
少々乾燥していてパサパサでも、幼虫達は、生き残りをかけて蛹化しようとします。
堅く詰まっていないマット状の菌床の中でもねっとりとした空間をつくり、やがて蛹となるでしょう・・・。
もし、蛹室をつくれないと判断した場合は、ずっと幼虫のままでいるだけのことです。
ただ、ここで下手をするとセミ化するかもしれませんが・・・。

よって、判断に迷っても、放置しておき、温度を上げて2ヶ月経過しても蛹化気配がない場合にビン交換する方針でもよいと思います。
それまで、菌糸から悪臭がするようなら蛹化不全の原因となるため、交換した方がよいでしょう。

私が紹介した暴れまくり菌糸ビンも、放置しておけば蛹になったと思います。
ただ、長引く可能性がいやで交換したことも理由にあります。
今年度に力を入れるためには、5月中にはすべて成虫で取り出してキリをつけておきたい!
そんな思いもあります。

まとめると、期待幼虫は即交換!
その他は、そのまま様子を見るで良いと思います。
その時の状態を把握しておいて結果を見れば、今後の経験として活きてくるでしょう!
人に聞くより体験が一番だと思います。
[ 2011/02/15 12:13 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

暴れ時の対応

昨日は、クワ幼虫の外界(空間?)認識能力を採り上げました。
最近では、菌糸ボトルには、ほとんどポリエチレンかポリプロプレン製を使っていますが、数年前、ガラスを汎用していた頃は、幼虫が表面に顔出す機会が多かった印象があります。
もしかすると、ガラスの方が、外界まで遠いと感じているのかもしれません。これは余談です。

本日の補足は、コメントで質問のあった暴れ時の対応についてです。
ビン交換以外に方法はないのかとのことですが、菌床にある程度の水分が残っていれば、そのまま放置してもかまいません。
しばらすると、ねっとりとした壁を作り始め、蛹化すると思います。
乾燥してパサパサでは保障できませんが・・・。

【考え方のポイント】
放置する時間が長ければ、より縮む可能性が高いため、大事な個体なら即交換を推奨!
また、羽化不全などのトラブルの危険性を減少させたい場合も交換を推奨!
特に期待はしていない個体で、羽化させることだけが目的なら放置しておいて、前蛹になってから、もしくは蛹化して2週間以上経過してから人工蛹室に移動させる。
さらに手を抜くなら、放置しておいて、蛹室の状態を見て、そのまま羽化させる。

以上は、あくまでも私の見解です。
昨日、紹介した菌糸ビンは、そのまま行くにはオガが乾燥しすぎと判断しました。

ところで、昨日、温室内を隅々まで点検したところ、この1ヶ月で暴れもしくは暴れ気味のボトルが8本ありました。
内7本は、管理背景が同じでした。
これらの要因は、別に目新しいことではなく、これまでずっと私が提示してきたことですので、私のブログの熱心な読者にはわかると思います。
またひとつ、データにより、個人的意見が事実へと変換されつつあります。
もう少し、データを集めてからの報告になるでしょう・・・。
[ 2011/02/14 12:18 ] トラブルと対策 | TB(-) | CM(-)

外界を知る能力

温度を上げ始めて、そろそろ1ヶ月。
暴れるものもチラホラ見受けられます。
暴れ11_02a
1/30に動き始めた♀幼虫を放置したままでしたが、本日にはこのあり様・・・。
仕方なくビン交換したところ、13.3g→13.0g
閉まった体でこの体重なら、久留米であれば52mm以上でしょうが、能勢なのでどうでしょう・・・。

ちなみにフタをとってみると・・・
暴れ11_02b

これだけ暴れても、外には全く出ていないことがわかります。
いつも思うことですが、幼虫はどうやって外界を判断しているのでしょう・・・?
自然界で、木を食い破って落ちたりしないために備わっている能力なのでしょうが、不思議です。
温度、空気、光、視覚・・・
どれもピンと来ません。

酸欠の場合は、表面を突き破って来ますが、暴れでは出てこないことをず~と不思議に思っています。
私の素朴な疑問でした。
[ 2011/02/12 21:30 ] 観察 | TB(-) | CM(-)
Profile

waizu

Author:waizu

Access Counter
Category
管理人のHP

Waizu Dorcus Office

月別過去ログ

2017年 07月 【3件】
2017年 06月 【2件】
2017年 05月 【1件】
2017年 04月 【6件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【2件】
2017年 01月 【5件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【2件】
2016年 10月 【3件】
2016年 09月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【4件】
2016年 05月 【7件】
2016年 04月 【2件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【3件】
2015年 11月 【2件】
2015年 10月 【6件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【8件】
2015年 06月 【7件】
2015年 05月 【8件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【6件】
2014年 11月 【6件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【3件】
2014年 08月 【24件】
2014年 07月 【7件】
2014年 06月 【4件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【3件】
2014年 03月 【6件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【4件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【1件】
2013年 08月 【6件】
2013年 07月 【6件】
2013年 06月 【3件】
2013年 05月 【7件】
2013年 04月 【7件】
2013年 03月 【3件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【12件】
2012年 12月 【5件】
2012年 11月 【23件】
2012年 10月 【9件】
2012年 09月 【1件】
2012年 08月 【1件】
2012年 07月 【3件】
2012年 06月 【10件】
2012年 05月 【3件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【1件】
2012年 02月 【3件】
2011年 12月 【4件】
2011年 10月 【4件】
2011年 09月 【1件】
2011年 08月 【11件】
2011年 06月 【2件】
2011年 05月 【6件】
2011年 04月 【8件】
2011年 03月 【7件】
2011年 02月 【6件】
2011年 01月 【5件】
2010年 12月 【15件】
2010年 11月 【5件】
2010年 10月 【6件】
2010年 09月 【2件】
2010年 08月 【5件】
2010年 07月 【6件】
2010年 06月 【3件】
2010年 05月 【2件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【1件】
2010年 01月 【2件】
2009年 12月 【1件】
2009年 11月 【3件】
2009年 10月 【7件】
2009年 09月 【2件】
2009年 08月 【2件】
2009年 05月 【2件】
2009年 04月 【5件】
2009年 02月 【5件】
2009年 01月 【2件】
2008年 11月 【2件】
2008年 09月 【1件】
2008年 07月 【1件】
2008年 06月 【4件】
2008年 03月 【2件】
2008年 02月 【1件】
2007年 10月 【1件】
2007年 07月 【1件】
2007年 06月 【1件】
2007年 05月 【3件】
2007年 04月 【3件】
2007年 02月 【1件】
2006年 12月 【5件】
2006年 11月 【4件】
2006年 10月 【2件】
2006年 09月 【3件】
2006年 08月 【5件】
2006年 07月 【4件】
2006年 06月 【7件】
2006年 05月 【5件】
2006年 04月 【5件】
2006年 03月 【5件】
2006年 02月 【13件】
2006年 01月 【3件】

全記事表示リンク
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR