waizuの観察記録や検証結果を公開しています

Waizu Dorcus Officeの由来

最近は、ブログと言うまことに便利なツールが登場し、どこからでも画像入りで簡単に更新やアップロードができるようになりました。
おかげで、私も本来はHPで情報発信を開始しましたが、最近は未更新のまま廃墟同然となっています。
来年は、もう少しHPも活用したいと思っています。

今日は、改めて「Waizu Dorcus Office」の説明をさせて頂きます。
waizuはハンドルネームですが、当初は私のイニシャルをとってY’sと表記していました。
しかし、イースとか読まれることもあってwaizuに変更し、もう13年になります。
(クワサイトを開設する前からです)
そして、8年前にクワサイト「Waizu ドルクス研究室」を開設しました。
その後、英語表記にすれば幾分カッコ良く見えるのではないかと思い、現在の「Waizu Dorcus Office」に落ち着いています。
普通Officeと言うと、会社、事務所などが思い浮かびますが、ここでは「研究室」として使っています。
大したことはできていないので、クラブとか実験室の方が適しているのでしょうが、気分だけは大学の研究室でやっているつもりです^^;

前置きはそのくらいにして、本年より当研究室に共同研究者を招き入れ飛躍をめざすことになりました。
これまでは、ひとりで地道に金と労力は極力かけない趣味としてやってきましたが、近年は血統が技能を軽く凌駕する時代となり、ひとりでは無理と判断!頼もしい助っ人ができました。
今年は、同腹幼虫を折半して飼育したりもしていますが、思わぬところから差が出て、そこを突き詰めて行くとまたおもしろいことがわかってきます。

以前は、弟子として紹介していましたが、今では実績を評価して主任研究員と呼んでいます(笑)
最近、ハンドルネームを変更してMEGAにしたそうですが、ブログ開設も検討中のようなので、その時はよろしくお願い致します。

ところで、そのMEGA主任研究員から昨晩携帯メールが届き、画像が添付してありました。
111210_013159

驚いたことに、彼はまだ3本目へのビン交換半ばですが、すでに35gオーバーを10頭以上出しています。
おそらく20頭は超えるでしょう・・・。
画像個体は、YG血統ですが、現時点での35gオーバーは久留米の方が多いみたいです。

しかし、ここは通過点であって、現実は甘くないことを確認し合いました。
暴れ、羽化不全を含め、これまで厳しい現実をイヤと言うほど経験してきましたから・・・。

このように当研究室も種親を強化し、2ヶ年計画での飛躍をめざしています。
今日は、Waizu Dorcus Officeの現況と今後の方針を紹介させて頂きました。
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[ 2011/12/12 00:27 ] その他の情報 | TB(-) | CM(-)

♀の素質について

早期羽化の記事で安易に素質に触れたことをちょっと後悔しています。
限られた文章により誤解を招いているかもしれませんので補足させて頂きます。
ここでいう「素質」は、大型化の素因のつもりです。

記事では、私が当たりラインとなる素質を持った♀を判別して強制早期羽化させているような印象を与えてしまいそうですが、あくまで確率的に高いと判断しているだけで、正確な判別法や目利き能力がある訳ではありません^^;

これまでも♀の素質をどうやって判別するか?との議論がなされてきました。
サイズが大きいことは当然として、大アゴの太さ、成虫の頭幅、幼虫時の頭幅など・・・。
極太時代は、成虫の厚み、頭部のザラザラの出方、上翅の筋の出方など、その根拠を疑うようなことも言われていました。
しかし、現在に至っても決定打は出てきません。

1♂に対して♀を複数ペアリング(♀同志は同腹)してみればわかりますが、♀には53mm級の同サイズを選んで交配しても、その結果に驚くほどの差が出ることもあります。
要は、サイズで選別しても個体差によるハズレを避けられないと言うことです。

しかし、種親の♂♀共に大きい方が有利との認識は存在しています。
(♂に関しては83mmを超えると青天井式に直仔のサイズアップにつながっていないようですが・・・)
そのため、近年では、♀も手を抜かずに飼育し、最大サイズのものから優先して種親として複数使用し、当たりを引く確率を高める方法が採られる傾向にありました。
すると、♀が54mmを超えるようなものになると逆に採卵に失敗する例が増え始め、意図的に52~53mmで羽化するように飼育期間を調節する試みも出ています。

では、話を強制早期羽化に戻します。
外観が同じ♀を使用しても当たり外れが出るのはしかないこととして、私が当たる確率が高いと判断して強制早期羽化に選んだ個体のポイントをまとめてみます。
種親♀の資格は、第一に同腹♂に超大型が完品で羽化していること、第二に自体が大きいことです。
よって、♀だけが大きくなる血統に用はありません。
私が今年選んだラインは、866同腹という血統的背景に期待してのことですが、ここに来て半数以上が33gを超え、2頭が35gを超えてきたことで、同腹♂の大きくなる素質が裏付けられました。
では、最後までしっかり飼育しない♀のサイズをどう評価あるいは予想するのか?
だれもが幼虫体重と思いますが、問題はここです。
飼育過程で、14gと16gの♀幼虫がいて、羽化サイズが逆転することはよくあること!
ここで、私がデータ的な根拠を基に採用した手法は幼虫頭幅です。
同腹内の幼虫では、幼虫時頭幅が大きい方が大きく羽化する確率が高いことがわかってきました。
今回50.5mmで羽化した個体の選別には、体重16.7gという情報に加え、3令幼虫時頭幅が11.0mmで最高であったことも加味しました。
個体差がある生命体を相手にしている以上、100%の飼育法は難しいと思います。
しかしデータ的根拠に基づく手法で確率を高めていくことは可能なのではないでしょうか?
[ 2011/12/10 21:24 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

♀の早期羽化 ‐2‐

前回示した♀強制早期羽化成功例をもう少し詳しく記載するとこうなります。
5/21 初令 HS800
⇒ 8/26 16.7g HS800
 (9月から温度を上げ始め9/5~26 30℃)
⇒10/4蛹化
⇒10/29羽化 50.5mm

それに対し、失敗事例を紹介してみます。
(失敗事例1)
5/17 初令 LEVIN-G800
 (9月から温度を上げ始め9/5~26 30℃)
⇒ 7/26 14.6g LEVIN-G800
⇒10/29 16.3g

(失敗事例2)
5/17 初令 LEVIN-G800
 (9月から温度を上げ始め9/5~26 30℃)
⇒ 7/29 15.2g LEVIN-G800
⇒10/29 16.2g

成功例と失敗例で異なる点は、ビン交換のタイミングです。
HSは菌床の持ちがよいため3ヶ月交換とし、2本目への交換後落ち着いてすぐに加温しました。
一方、LEVIN-G群は70日程度で2本目に交換していたため、交換から1ヶ月以上が経過しての加温となっています。
今回、LEVIN群のビン交換を行わなかった理由は、「ビン交換による体重減少を少しでも抑え、大きく羽化させたい」との下心と「昨年経験した早期に蛹化しやすい能勢の傾向から加温だけでも成功するのでは」との甘い考えからです。
1990年代後半は、低温を経験させる手法が普及しておらず、30℃まで温度を上げて蛹化スイッチを入れる手法が取られていたこともあり、通常はビン交換+27℃くらいとするところを強めの条件設定を行いました。
結果は、見事な失敗!
これには、3週間が加温期間として短かった可能性もあります。
ただ、成功例だけが外からの観察が可能な状態でしたので、成功例で前蛹を確認できた時点で、他の見えないものも24℃環境に移動させていました。
また、失敗例は3本目への交換時に体重を伸ばしてきていることから、まだ成長段階だったとも考えられます。

今回の事例だけでは、確実に強制早期羽化を成功させる条件はハッキリしませんが、少なくともビン交換+加温が必要です。
必要十分な加温期間もハッキリしませんが・・・。
勿論、積算温度の上からも蛹化できるステージまで成長していることは最低条件です。

知人のところでは、強制早期羽化させようとした16g幼虫は次々に成功し、18g幼虫は失敗したそうです。
私は試そうにもそんなに大きな幼虫はいませんが^^; やはり大きくなる素質を秘めた個体は、簡単には蛹化しないとも言えそうです。
♀に限らず♂でも、みなさんが経験し実感されていることだと思いますが・・・。
また来年も機会があれば、もう少し条件を煮詰めてみたいと思います。

最後に一点、早期羽化は小さくても種親としては問題ないとの意見を見かける事があります・
体重で素質を判別して行う強制早期羽化はおそらくそうだろうと思います。
しかし、自然早期羽化は違うのではないでしょうか?
過程をみてもほとんど変わらない飼育期間で、強制早期羽化は50~53mm、自然早期羽化は46~49mmに概ね分布し、すでに勝負はついています。
(この中に入らない場合もありますが、うまい人は強制早期羽化でこの範囲に持ってきます)
きっちり線引きしておかないと、オークション等で小さい理由を早期羽化にされ兼ねませんから・・・。
自然早期羽化個体の中にも素質のあるものがいると思いますが、それを担保できないという意味での線引きです。
[ 2011/12/07 21:14 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)

♀の早期羽化 ‐1‐

♀の早期羽化が話題になっています。
それには、自然早期羽化だけでなく近年流行し始めた強制早期羽化もあります。

今年も能勢YG血統の中には、自然に早期羽化する傾向のラインがあるようです。
私も昨年は、驚くほど早くアッサリ蛹化した個体がいたことを教訓に今年は管理温度に気をつけました。
おかげで、今年の自然早期羽化は皆無です。

一方、一昨年頃までは、強制早期羽化などという言葉はあまり耳にしませんでしたが、今年は流行の兆しを感じます。
途中体重で素質を判断し、大きく羽化する素質のありそうな個体を来年のブリードで使用できるように強制的に早期に羽化させるものですが、種親用として素質ある若い♀を確保でき、1年早くステップアップさせた血統ラインを使用できるなどのメリットが評価されてのことでしょう。
最近では、強制早期羽化53mmなどという怪物まで報告されていますので、恐れ入ります。

実は、私も能勢866同腹ラインで♂36.8g幼虫を確認したことで、このラインが優良であると判断し、同腹の♀3頭に対し強制早期羽化を試みました。
1頭は、5月21日初令をHS800に投入⇒8/26 16.7g⇒10月29日羽化、現在固まって50.5mmで、最低でも50mmを超えなければ使用しないつもりでしたので、第一段階はクリアです。
しかし、あとの2頭は失敗に終わりました^^;
これは、蛹化促進条件を探りたい思いから失敗も覚悟の上での環境設定を行ったことが原因で、この経験は来年以降に活かしたいと思います!
どこに失敗の原因があったのかは、次回にします。
[ 2011/12/04 23:50 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)
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