waizuの観察記録や検証結果を公開しています

最近の観察事例

飼育手法もマンネリ化し、毎年同じことを繰り返しています。
毎年、少しは何か改善できないものかと試行錯誤を繰り返していますが、なかなか結果につながらないのが現実です。
しかし、飼育成績を向上させるような成果にはつながらないものの、継続していると新たな発見があるものです。
大したことではありませんが、最近の観察の中で気づいた事例がいくつかありますので紹介してみます。

まずは、Ashtakaプレス&加工硬質スプーン導入に伴うことです。
Ashtakaプレスは、個人が制作したとはとても思えないほど完成度の高いものですが、私も少ない労力で固く詰めることが可能となり、とても重宝しています。
それに伴い、固詰めボトルでも軽快に掘れるようにと、硬質スプーンの加工も行いました。
お陰で固詰めしても問題なく掘り進めることが可能となりました。
一方で、ある程度は予測していたことですが、3令幼虫圧迫死の増加という事態を招いています。
単に、掘るのがヘタで、集中力が欠如しているだけなのですが、つい急いだり力を入れすぎたりして、今年は4頭の♂をやってしまいました。
最近は、コツもわかってきたので、これからは大丈夫だと思いますが、またやるかもしれませんね^_^;

また、固詰めしたボトルを作成し、交換してみてわかったことですが、同じくらいの力で詰めていても掘りやすさが銘柄によって異なる印象があります。
今後は、詰める固さも含め銘柄選択も検討していく必要がありそうです。

余談ですが、硬質スプーンの加工法についても感じたことがあります。
以前、加工の際に表側と裏側のどちらを削るのがよいか議論となりました。
そこで、私は両方のパターンを作成し、使い比べてみましたが、表側を削った方が使いやすいと思っています。
これは、あくまでも私個人の使用感ですが・・・。

その他では、ボトルのフタ形状によってキノコの発生状況が異なることなども気になる現象です。

本日は、試行錯誤→観察→考察→改善の事例を示しましたが、試行錯誤→データ採取→評価→改善などのパターンもあると思います。
私の試行錯誤は、これからもまだまだ続きます。
いつか成果となって現れる日が来るとよいのですが・・・。
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[ 2013/11/29 14:24 ] 観察 | TB(-) | CM(8)

オオクワ飼育に必要なこと

突然ですが、オオクワ幼虫飼育における「技術」って何でしょう?
一般的に技術と言えば、習得に膨大な時間と努力が必要なイメージがあるため、オオクワ飼育のどの部分に当てはまるのかがピンときません。

では、技術と言えるものはなのでしょうか?
特殊技術は思いつきませんが、基本技術はたくさんあると思います。
例えば、12年くらい前までは大型幼虫のセミ化を回避する手法ですら確立されていませんでした。
また、優良な♀幼虫を強制的に早期羽化させ翌年には種親にしてしまうと言う手法が、最近になって流行し始め、その強制早期羽化条件や良好なブリード結果も示されています。
また、ビン底に蛹室を作製し始めた際の対処法、キノコ発生を軽減するための管理法などは、知っていて得する技術だと思います。

さらに、安全で確実なペアリング、産卵環境の整備、安全な幼虫確保、計画的な菌糸ビンの準備、ステージに応じた温度管理、ビン交換タイミングの判断、ビン交換に適したスプーンへの加工、ビン交換の手際よさ、幼虫へのストレス軽減、幼虫頭幅からの素質予測、管理経過からの外から見えないビン内の状況判断、菌糸ビンにカビを発生させない、ダニ・トビムシを発生させない、菌床をよい状態で長期間保つ、羽化時期のコントロール、血統を構築し独自ラインで結果を出せる・・・などもあるでしょう。

ただ、ここに挙げた小さな基本技術を、どの場面でどのように使っていくかによって結果は違ってきます。
この判断力は、センスと言ってしまえばそれまでですが、経験で磨かれます。
結局は、たくさんの基本技術を組み合わせ、それらを実践の中で活かし結果につなげることができるかどうかがポイントで、そう考えれば「技術」はむしろ「技能」と表現する方がよい気がします。

こんなことを考えたのも、「オオクワ飼育で結果を出すにはどうすればよいのでしょうか?」との難題を投げかけられることがあるからです。
100点満点の解答は書けませんが、私が思っている結果を出すために必要な項目を挙げてみます。
「血統」「知識」「技能」「整備された管理空間」「家族の理解」「時間」「体力(健康)」「情熱」「気力」「努力」「運」(温度管理やエサは技能、整備された飼育空間に含む)
そして、それらを高い次元で実現するためには、「情報収集能力」「人脈」「環境整備費用」「生活習慣の見直し」なども重要となるでしょう。
これらに、優先順位をつけることは難しいくらいどれも大切だと思います。

以前は、大型作出に重要なこととして、「温度管理」「エサ」「血統」が挙げられ、次に飼育技術(腕)云々と言われていましたが、このように見てみると、単にそれらだけでは片付けられないほどの要因があることがわかります。
結果や事象には必ず理由があるというのが科学的な考え方です。
安定してハイレベルな結果を出せる人には、必ず理由があるはずです。
私もさらによい結果を安定して出せるブリーダーをめざして、自身に必要なことを見直しています。
しかし、どうにもできないこともたくさんあるのが現状です。
それらを少しでも補うために飼育法を研究し、技能を高めて行きたいと思っています。
以前から言ってきたことですが、ギネス競争に加われなくても、オオクワ飼育それ自体が好きで、研究が楽しい!!やはり、これが私のブリードスタイルのようです。

「オオクワ飼育に必要なこと」それは、実は「自分のやり方で楽しめる!」ことだと思っています。
私もこの趣味を始めて13年目に突入しましたが、その間に多くの人が去っていきました。
その方々の中には、やむを得ない諸事情による場合もありますが、本当の楽しみ方を見つけられなかった人も少なくないと感じています。
現在交流のある方々と10年後も続いていたらいいなぁ・・・と、そんなことを思いながらブログを綴っています。
みなさん、末永くよろしくお願い致します。
以上、個人的な意見でした。

P.S.私を取り巻く環境もやや落ち着きましたので、コメント欄も復活させてみます。
[ 2013/11/22 00:10 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(16)

そろそろ3本目に!

今年はまとめて作業する時間が取れないため、「時間があれば少しずつ!」が最近の私のスタンスです。
本日は、5月末にスタートしたボトルを数本交換してみました。
一番よかったのがこれです。
WN14-12_379.jpg

能勢14番No.12【♂83.7(waizu1番)×♀51.1(waizu9番早期羽化)】でどちらの親も自己ブリ個体となるため、うれしくなって載せてみました。
体重での判断は難しいため一喜一憂はできませんが・・・。
データは、左端に写っているボトルをご覧いただければ幸いです。
(もう少し中央に寄せて撮影すればよかったと後悔・・・)
ボトルも一緒に撮影しておけば、後からどの個体の画像だったの判別がつき効率的だと思いこうしてみました。
ちなみに、交換後も同じ銘柄のLEVIN-G1400(Ashtakaプレス自己詰め)に投入しました!
[ 2013/11/10 17:57 ] ブリード2013 | TB(-) | CM(-)

近況と所感

最近は、仕事でもプライベートでも、とても充実した日々を送っています。
そのため、これまでのようにオオクワガタの趣味だけに時間を割くことが難しくなり、ブログはめっきりご無沙汰しています。
しかし、幼虫飼育だけは、効率的な管理を心掛けることで何とか計画通りに遂行し、オオクワ飼育研究に対するモチベーションも低下することなくがんばっています。

ところで、他のことに熱中している間にオオクワギネスが更新されました。
88.0mmはお見事の一言です。
その一方で、技術よりも血統の力で更新できた旨の評価に苦笑いです。
本気でブリードに取り組んだことのある人には身にしみていることですが、80mmを簡単に超える血統であったとしても、87mmを超える領域は次元の違う話です。
そもそも技術とは何かが定義されていない上に、どのような飼育環境で、どのような手法を用いているのかも調査することなく、主観だけに頼る技術評価など意味がないと思うのは私だけでしょうか?
これだけ、飼育方法や飼育条件が確立してきた上に、交配の試行錯誤による品種改良、菌床の品質向上、飼育環境の整備、ヘビーブリードによる確率アップなどの大型化への条件が揃った現代となっては、もはや技術よりも運に左右されるのかもしれません。

しかし、これだけ普及した血統で、全国各地の豪腕ブリーダーがしのぎを削る中での2連覇は、もはや運とか偶然などでは片付けられません。
経験値の少なさは、よき師匠や先輩方によって埋め合わされたものと私は理解しています。
それにしても、前ギネス×前々ギネス直仔配合でのギネス更新に血のドラマを感じています。
オオクワガタもブラッドスポーツの域に入ってきたのではないでしょうか。

余談ですが、この新ギネス個体の飼育過程に、とても興味深いデータがあります。
それは、最高体重33.9g、3本目への交換となる熟成期では32.2gしかなかったことです。
この結果は、全国で繰り広げられている幼虫体重競争に疑問を投げかけてきます。
実際に、幼虫体重は、成虫サイズを予測する指標ではありますが、相関しない事例にも多く遭遇します。
では、精度を上げて低体重領域から大きく羽化する個体を判別する方法はないものでしょうか?
最近そんなことを考えていますが、理化学機器でもない限り難しいのかもしれません。
少なくとも幼虫体重だけを追いかけていたのでは、正解にたどり着けそうにありませんが、当面は32g以上はすべて最善を尽くして羽化させてみるしかなさそうです。

こんなところがオオクワ飼育に関する所感ですが、昨今のニュースと言えば「偽装」で持ちきりです。
「悪意はなく勘違いや認識不足」などと説明してみても、どうみても利潤を得るための偽装です。
私もオオクワガタを譲渡するときは、世間で言う勘違いや認識不足に陥らないように気をつけないといけません(笑)
また、偽装オオクワ血統を掴まされないよう、十分に気をつけようと強く思っている今日この頃です。
[ 2013/11/07 00:43 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(-)
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