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現代ブリードに対する思い

前回、ルーチン飼育からの脱却を話題にしました。
しかし、あの表現では私の本心とは違うニュアンスが伝わっているのでは?との懸念が生じてきました。
そこで、今日は補足の意味も兼ねて現代ブリードに対する胸の内を綴ってみます。

あの記事を読むと、「実績のあるラインの補強」や「大量ブリード」のそれ自体が悪いような印象を与えてしまったかもしれません。
しかし、私が脱却したいとしたルーチン飼育の意味するものは、累代努力をする前から安易に他人の血統の力に頼ろうとする姿勢や数に頼って本来の飼育管理の部分をおろそかにする惰性飼育の姿です。
読まれた方の中には、情報収集と経験により積み上げてきたものが、血統の力と数の力によって簡単に超えられてしまうことへの焦りや失望感が根底にあると感じた方もおられるかもしれません。
私自身も一時はそんな感情を持ったこともあります。
しかし、私の場合は純粋にオオクワ飼育法の探求と過去の自分との比較の中での向上をブリード指針としているため、最近は特に思わなくなりました。
また、ルーチン飼育という言葉も適切ではなかったのかもしれません。
それは、長年の経験によりたどり着いた人のルーチン飼育と情報収集で得た知識が中心で実践に乏しい人のルーチン飼育では、根本的に質が違う訳ですから・・・。
そんなことも含め、限られた文章で本意を伝えることは難しい・・・と痛感しているところです。

現実問題として「実績のあるラインの補強」は、血のバリエーション確保とさらなる飛躍のためには必要不可欠です。
しかし、オリジナルラインを基軸として発展させて行けたらどんなに楽しいことでしょう・・・。
自分の血統構成表を見ていると、配合努力により自己ブリラインで実績を残して来られた歴代の飼育者の血が並んでいます。
これを見る度に、自分の手作りの血統構成を中心した配合ですごい結果を出してみたいと思ってしまいます。
私も何とか♂親は自己ブリラインを使えるようになりましたが、まだまだです。

ちょっと血統に関して補足します。
能勢YGを例に取ると、当初は80mmを超える能勢ライン群として管理され詳しい血統構成は不明でした。
それが、多くのブリーダーがそれ以降の血統管理をきめ細かく行い、組合せを考え、詳細に記録を残してきた結果、今日のブラッドスポーツのようなオオクワブリードの世界が展開して来たことはまちがいありません。
財を使い、人脈を拡大し、さらに情報交換と莫大な時間と労力を費やした成果として、現代の超大型血統が誕生したと思います。
恐ろしいまでの羽化サイズ躍進の要因はここにあるのではないでしょか!
血統論とまで表現すると大袈裟かもしれませんが、少なくとも血統構成を考えて次世代の配合を熟考するところもこの趣味の大人の楽しみ方ではないでしょうか!
血統を研究し配合を考え結果につなげることができれば、この上ない醍醐味を味わえることでしょう・・・。

もう一つの「大量ブリード」に関しても、私の境遇では難しいだけに、正直憧れます。
たくさんブリードできれば、いろいろなラインを試せる上に各ラインの数調整の必要もなく、何よりも検証データをたくさん集めることができますし、血のバリエーションを増やすことが可能です。
たくさんブリード出来る方々をうらやましく思いますが、今の自身の環境の中でがんばるしかありません。
最大限に飼育の質向上に努めると共に、大型幼虫が出現した際のチャンスを逃さない飼育を心がけるしかないでしょう・・・。
努力と工夫と情熱だけは失うことなく、挑戦を続けたいと思っています。
最後に、近年の加速するオオクワサイズアップの現状やブリードスタイルについて、私に悲観などありません。
時代は動き続けています。
仕事でもそうですが、時代の流れに俊敏に反応し対応しなければ、取り残されます。
どこまでやれるかわかりませんが、常に最前線を視野に入れて取り組みを続けていきたい!
そんな思いを再確認して本日のブログを終わります。
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[ 2014/07/31 20:13 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(4)

ルーチンからの脱却

近年、羽化サイズを追求する上で、ブリード姿勢に変化が生じているように感じます。
菌床選びという点では、今も昔もそれほど変わらないと思いますが、ボトルの形状や材質、菌床の詰め方、添加剤の種類や量、温度のかけ方、交換サイクルなど、もっと大きくきれいに羽化させるには・・・を追求するブリーダーや累代によってサイズや理想の形状を追求し、本来の累代飼育を楽しむブリーダーが、以前はもっと多かったように思います。

では、近年の傾向はどうでしょう・・・。
実績のある血統をたくさん入手→大量ブリード→実績ある既製ボトルに投入→定期的に交換
あとは決められた温度管理を遂行し、暴れずに完品で羽化する個体を待つ!

要はブリードがルーチン化され、血統と数の勝負になってきた感があります。
勿論、結果を出すためには、それに加えて運も必要ですが・・・。

飼育スタイルは自由であり、それが悪いとは思いませんし、むしろ、ギネス競争における作戦としてはわかりやすく、近道であろうとも思います。
しかし、私のように飼育方法も温度管理も優れた菌床も確立されていない時代からやって来た者にとっては、ルーチン飼育はどうも物足りず、心が満たされません。

歴代のブリーダーの努力と情報化社会の中で加速した情報交換により、オオクワ飼育法は完成の域に入って来たのかもしれません。
もう、学ぶことも検証することも少ないと考える人も多いことでしょう・・・。

しかし、私はまだまだわかっていないことがたくさんあると思っています。
現実に、現在の飼育法は多くの人が最善もしくはそれに近いと思っていますが、ほとんどが経験則によるものであって、データと統計学の裏付けよって優越性が証明された事例は少ないのではないでしょうか・・・。
例えば高温飼育と低温飼育、初2冷にはどちらが明らかによいのでしょう?
また、羽化不全を軽減するには何℃がベストなのでしょう?
一方、添加剤の効果は?エサ慣れは?添加するなら何がいい?
では、菌糸ボトルの交換サイクルは何日がベスト?ボトルの材質による差はある?
思いつくまま、ほんの一部の事例を挙げましたが、果たしてどうでしょう?
ここを、幼虫の体重さえ乗ればどの手法でもいいと捉えると、そこで終わってしまいます。

しかし、多くの人が、是非とも知りたいと思っていることがあります。
それは、巨大幼虫が出現した際の暴れ防止策、羽化不全防止策です。
なかなか決め手は見えてきませんが、私の目標はまずここ!

そのために、今年の終盤戦は、積極的に菌床を自詰めして、様々なパターンで様々な容器に詰め、地道に記録をとってみる予定です。
何も見えて来ないかもしれませんが・・・^^;

天秤とノギスの数値に一喜一憂するのもオオクワ飼育の楽しみですが、それ以外にもたくさんの楽しむ要因があることを、駆け出しのブリーダーの方々にも知って頂きたく、こんな記事を書いてみました。
ルーチンから抜け出して、冒険してみるのも楽しいと思います。
[ 2014/07/29 17:16 ] 個人的意見 | TB(-) | CM(7)

訂正

能勢17番と18番の血統構成表に誤りがありましたので、修正し差し替えました。
17番幼虫を譲渡した方には、修正版を郵送しました。
[ 2014/07/29 12:56 ] 未分類 | TB(-) | CM(-)

'14能勢血統構成表

能勢YGライン15~23番の血統構成表となります。(2014年ブリード)

※従来の前ギネス、前々ギネスの表記では時代の流れに対応できないため、改定を加えて再掲載します(2016年2月25日)

WN15W.jpg

WN16W.jpg

WN17W.jpg

WN18W.jpg

WN19W.jpg

WN20W.jpg

WN21W.jpg

WN22W.jpg

WN23W.jpg
[ 2014/07/26 15:31 ] 能勢血統構成表 | TB(-) | CM(-)

'14久留米血統構成表

ブリード2014ラインの血統構成表を掲載しておきます。
今年は、能勢重点の年としたため、久留米の新規はこの1ラインのみとなりました。
実は、このラインで久留米撤退も視野に入れていまいたが、今年86.5mmが羽化したために、もう少しやってみる気になりました。

2011年より血統番号は通し番号制としているため、今年は19番となります。
久留米19番Web用血統構成表

今年は、エバクワさんとのコラボの機会に恵まれ、せっかくなので新味を求めた配合を試み、種付けして頂きました。
とは言え、♂83.2mm(WK08-21)は、私の久留米配合の根幹となっているため、親族のようなものです(笑)
ちなみに、WK10-1Aは、私が2010年にブリードしたものですが、同腹の53mm以上の♀を3頭累代し、成績がサッパリであったため、私のところでは末梢してしまったラインです。
巡り巡って帰ってくるとは思ってもみませんでした。
この不思議な縁に期待してみましょう!

このエバクワさんの♂からは、1年だけの結果で見切ってはいけないことも学びました。
交配する♂によって成績が大きく異なる事も学びました。
♀親が小さくても当りを引けることも学びました。

経験値は、頭で考える前に実践してみることから得られるようです。
[ 2014/07/26 15:25 ] 久留米血統構成表 | TB(-) | CM(2)

ほぼ一段落

ここをご覧のみなさまも、新成虫の掘り出し、譲渡、一方で割り出し、投入と大忙しのことでしょう・・・。
私くらいの平凡な数でも大変な訳ですから、その状況は想像に難くありません。

私の場合、産卵セットは早めであるため、6月中旬にはほとんどの幼虫を菌糸ビンに投入できました。
しかし、予期せぬ久留米♂86.5mmが羽化したことで、そのラインの2年目交配を追加し、昨日、初令幼虫を確認しました。
昨年は、ひどい管理状況でも群を抜いて成績がよかったため、今年もう一度丁寧に飼育してみたいと思っています。

一方、羽化成虫ですが、種親以外は期待できるラインを譲渡、ヤフオクに回し、期待できそうにないラインは、すべて恒例の夏休みイベントに提供し、ほとんどを整理することができました。

本日、ヤフオクに最終余品を出品しましたが、久留米86.5mm同腹♀52.5mmを出していますので、久留米党の方にご検討頂ければ幸いです。
これまで、種親として残そうと思い、譲渡をお断りしてきましたが、2年目幼虫が採れたことと、交配するアウトラインの♂がいないこともあり、他所で活躍してもらおうと思いました。

これからは、菌床を計画的に発注し、どこから交換していくのか・・・。
過密なスケジュールの中、どこで時間をつくるかが今年のポイントになりそうです。
[ 2014/07/17 23:25 ] 未分類 | TB(-) | CM(4)

ペアリングに関する考察

今年のブリードに使用した♀は、久留米5頭、能勢12頭です。
考察できるほどのサンプル数ではありませんが、今後のためにメモ書きとして残しておきます。

まず、久留米では新成虫を使用したのは1例のみ!
エバクワさんより譲って頂いた♀52.0mm(12KU122)に対し、Waizu854と7日間のペアリングを実施しましたが、ことごとく空砲で採卵には至りませんでした。
それ以外は、昨年と同じ組合せの2年目交配でしたが、2♀は3日目と7日目に真っ二つ、1♀は事故なく5日間ペアリングを実施できましたが、こちらもことごとく空砲でした。
このような状況の結果、今年の久留米はエバクワさんに種付け頂いた久留米19番のみとなりましたが、先月11番から86.5mmが羽化したため、同配合の2年目ブリードを追加しました。
経験的に2年目♀のペアリングでは事故率が高いことを感じていたため、このペアリングでは♂の顎を縛って5日間おこないました。
その結果、卵は確認できています。
このままふ化してくれれば、今年の久留米は2ラインになる予定です。

今年の久留米事例を実践に活かすとすれば、2年目ブリードを行う場合は、事故予防目的で、♂の顎縛りを行うべきだということです。

次に能勢YGです。
使用した♂は86.7mm、85.1mm、83.7mmの3頭で、使用した♀13頭はすべて新成虫でした。
2週間のセットしても、初令2頭だけのラインや初令3頭のラインもありましたが、空砲ばかりでゼロとなったのは、わずか1ラインだけでしたので、今年のペアリングは大成功と言えるでしょう!

もう少し詳しく説明すると、837には1♀、851には3♀を5~7日間ペアリングしてすべて成功。
一方、期待して使用した867にはがんばってもらい、3/12~5/15の間に9♀と12クールのペアリングを実施してしまいました。
ペアリング期間は5日を基本としましたが、1♀は4日、3♀ほど3日としてみました。
ペアリング♀9頭にはエバクワさんとのコラボも含み、2頭の♀に5日間のペアリングを実施してお送りし、それぞれ25頭と26頭の幼虫が採れたとの報告を頂いています。
この867ラインを考察してみると、偶然かもしれませんが、成績が悪かったのは3日セット群の3ラインです。
1つのラインは、1本目の材をかじる行動もなく失敗と判断し、5日間の再ペアリングで17頭の幼虫を獲得しましたが、他のラインは、1本目空砲→4日再ペアリングして空砲→5日間再ペアリングして空砲でした。
もう一つのラインは、2週間のセットで2頭のみ幼虫であったため欠番として友人に提供しました。

今年の経験からポイントを挙げてみます。
①昨年の監視下ペアリングに比べれば、通常ペアリングで格段に成功率が上がった。
②4日間以上ペアリングした群で失敗例はなかった。
(もっとも産卵の多かった41頭のラインは4日ペアリング)
③♀が新成虫の場合は、♂の顎を縛らなくても事故は発生しなかった。

以上より、来年以降のペアリングは5日基本でよいと判断しています。
また、エサ皿の裏の状況で判断することが話題になることもありますが、ペアリング終了時に必ずも♂♀が一緒にいなかった例も多くあり、それほど気にするポイントではないと感じています。
結局は、適正なペアリング環境下で5日間放置ですべて成功した訳ですから・・・。
逆にこれでダメな例での追加ペアリングは効率が低いと考えてよいと思います。

また、1♂に12クールのペアリングを実施したことはありませんでしたが、これもよい経験となりました。
ペアリングの各クール間の休養期間をどう設定すべきかは難しいところですが、♀から次の♀の間に休みを挟まず連続実施しても成功率に特に影響している印象はありません。

最終的には、個体差が大きく影響するため、本日の記載内容がすべてのブリーダーに当てはまるとは思えませんが、少しでも参考になるところがあればと思い記載してみました。

大切なことは、各人の環境と手法においてデータを収集し、検証しながら常に改善を試みる姿勢ではないでしょうか・・・。
[ 2014/07/03 22:44 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(12)
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