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ビンを逆にすることの効果

使用前にビンを逆にして二酸化炭素を追い出す、いわゆるガス抜きについて触れておきます。

この必要性はどのくらいあるのでしょうか?
この効果の程度は?
私は、上記操作を行うことによる弊害は考えにくいので、やっておいても損はない程度の感覚で、避けて通れない菌糸ビン使用法とまで重視していませんが・・・。

この行程に対する考えの基は、「二酸化炭素は酸素より重い」という真理から来ています。
窒素の分子量約28、酸素の分子量約32、二酸化炭素の分子量約44。
同一圧力、同一温度では気体の密度は分子量に比例するため、化学の原理の上からも間違いありません。

小学生の時、炭酸カルシウムにうすい塩酸で二酸化炭素を発生させて、水に溶けにくいので水上置換でとりましょう!と習い、空気より重いので下方置換でもとれますよと習いました。
確かに、純粋な二酸化炭素をそ~と流し込めば下に溜まります。

さて、元に戻ります。
菌糸ビンの中で発生する二酸化炭素は、菌糸が呼吸によって出したもので、他の気体と混ざり合った状態です。
そこから簡単に二酸化炭素だけが沈降してくるとは考えにくくないですか!?
日常そのような現象が起こっていれば、地球上の地表付近は二酸化炭素沈着状態となるのでは・・・?
どなたか学者の方に、素人waizuの浅はかな論理を打破して頂きたく、ブログに意見を載せました。
このことは、ず~と以前から思っていたことです。

もし、二酸化炭素が抜けて飼育にプラスとなるのであれば、幼虫がビン底に移動し落ち着いてから逆にすれば、飼育過程のすべてで、二酸化炭素を抜きながら飼育できると考える人はいなかったのでしょうか?
蛹室がビン底の際は、みんなやっていることですし・・・。

そう考えた人はいました。私です。
初2令時に逆さま飼育を行って、同じ条件で通常飼育群と比較しました。
どこにも差を感じませんでした。
5年も前にやったこの実験!いま思えば、きちんとデータ処理しておけばよかったと思います。
経験論の域をでない話に終わってしまいました。

結局、この経験が、私にビンを逆にすることの優位性を感じられなくし、それ以来、使用前に逆にして寝かせるという手間な作業はしなくなりました。

今日の結論は、「時間があればガス抜きしておくに越したことはない」で無難に終わっておきますが、これまで私が思案し、やってきたことを伝えたくて、書いてみました。
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[ 2009/10/15 10:50 ] 観察&考察 | TB(-) | CM(-)
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