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累代表記の衰退

系統図を眺めながら、ふと思ったことがあります。
それは、累代表記に出会う機会が少なくなったことです。
知らぬ間に私自身も関心がなくなっていました。

しかし、私がブリードを始めた頃は、累代を表記されていることが産地と管理状況がちゃんとしていることの証とされていた感があります。
また、その頃はワイルド個体が重宝され、累代は進んでいない個体の方が、評価は上だったことを思い出します。

ただ、累代表記はルールが統一されおらず、例えばF6×F4の子はどうなるか?という場合、ある人は大きい方を進めてF7、ある人は少ない方を進めてF5、またある人は累代はすすめずF6のままのように様々で、こうなってくるとほとんど意味を持ちません。
また、本来の累代とはインラインブリードをどれだけ重ねたかを表記する訳ですから、現代のアウトラン主流の時代には全く縁がないとも言えます。
余談でしたが、規定のない表記では、血の濃さを伝えることも難しく、まして血統的な流れというか背景を表すことはできません。

私は、もっと誰もが簡単に種親の血縁関係がわかれば、交配時の検討材料も増え、よりブリードが楽しめると考えて今回の試みを始めました。
こうしておいて、飼育データを蓄積しながら成績のよかったラインを比較すれば何か見えてくるものがあるかもしれません。
最近は多くの方が、オリジナルの血統構成図を作成され、ブログでも紹介されるようになりました。
また、水面下ではブリーダー間の情報交換が活発に行われています。
これからはオオクワガタも競走馬のように血統理論の時代になるかもしれませんね!

そう言えば、サラブレッドの系統図をさかのぼれば、すべてがダーレーアラビアン、ゴドルフィンアラビアン、バイアリータークの3頭に行き着くと言われています。
この3頭のことを「3大始祖」と呼ぶそうですが、能勢YGも1997年に3頭のF2幼虫から始まっています。
もう15年も経過しているのですねぇ・・・。
累代過程を知りたくて作出者にお伺いしたこともありますが、初期の頃の交配データは残っていませんでした。
冒頭でも述べたように、産地と累代が重視される時代でしたから記録がなくても当然です。

話は変わりますが、競走馬は、様々な配合論を駆使してより速い馬をつくり出す血統最重視の競技です。
現在、種牡馬として競馬界を席巻してきたサンデーサイレンスの血を引く馬が大活躍しています。
同じように超大型国産オオクワガタの世界を席巻する847の血は、866や871に継承され、さらに全国で多くのブリーダーの手によって交配努力が続けられています。
サンデーサイレンス直仔のディープインパクトが強かったのは当たり前としても、直仔のステイゴールドは次世代でオルフェーヴルを出すなど隔世で成功しています。
オオクワガタでも次々世代で成功する場合があるかもしれません。
そういえば、今週の菊花賞の1番人気が予想されるゴールドシップもステイゴールド産駒の上に、母父はメジロマックイーンでオルフェーヴルと3/4の血の重なりがありますが、これが血の力なのでしょうね!
オオクワガタでも大型の血の力を痛感している今日この頃です。
私は、こんな見方もして楽しんでいます。
みなさんも所有個体の血統構成をよく吟味し、独自の交配理論を構築してみられてはいかがでしょうか?
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[ 2012/10/19 22:54 ] 飼育の歴史 | TB(-) | CM(2)
こんばんは。

「3大始祖」という言葉は知りませんでしたがサラブレッドのこの話は聞いたことがあります。


以前もちょこちょこ系統図書いてたのですが最近書き直しています。

ウチの個体も辿っていくと、「この子のおじいさんとあの子のおじいさん一緒だったのね」とかありますね。

来年のために仕入れた個体の2ペア(waizuさんのは別)は隔世を期待したところがあります。ステイゴールドであって欲しいものです。
[ 2012/10/21 23:46 ] [ 編集 ]
ougoさん、こんばんは。
オオクワガタもステイゴールドならよいですねっ!(笑)
昨日も産駒のゴールドシップが勝ちました。
過去にもオルフェーブル、ナカヤマフェスタ、ドリームジャーニーなどのGⅠホースを出していますが、出走頭数は480頭を超え、重賞未勝利馬はいっぱいです。
これを思えば、オオクワガタの方が当たりやすい気もします。

そんなオオクワガタでも外れること多々あるため、超良血を交配しても結果が出るまでは全く安心できません。
最近では、80mmを連発しても84を超えないラインは外れたような感覚になるのは、それだけ世間のレベルが急速にアップしているせいなのでしょうね^^;

1世代で諦めずに根気強く続けてみたいと思っています。
[ 2012/10/22 18:54 ] [ 編集 ]
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