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我家の能勢YG物語Ⅰ-プロローグ-

前回、能勢YG血統は、1997年3頭の2令幼虫からスタートしたことを紹介しました。
その後、他系統の能勢産も導入交配される中で2003年に初の80mm突破が成し遂げられ、それ以降は他からの血の導入は行われていないと伺っています。
そのような背景にあるため、閉鎖された血の中で如何にうまく血が濃くならないように累代を続けていくのかがポイントになるのではないでしょうか!?
その証拠に、多くのブリーダーが、能勢YGに統一された後もそれまでの旧80系、旧847系の分類を継承し、中にはメルリン80系などのようにさらに細かく分類するブリーダーも少なくありません。

私も能勢YGに限っては駆け出しの3年生で手持ちの系統は限られていますが、将来を見据えて血のバリエーションを考慮しながら交配の組み合わせを考えて行こうと思っています。
そのためには、祖先の系統をある程度把握しおく必要があるでしょう・・・。
そこで情報提供として、私が所有する能勢YGに関係する系統を把握できている範囲ではありますが、何回かのシリーズで解説してみようと思います。

まず、847、866、871と言えばこの趣味の世界いるほとんどの人がご存知だと思いますが、新規ブリーダーのために簡単に復習しておきます。
847系は2007年の第7回クワガタ飼育ギネスコンテストでギネスに認定された個体である能勢産84.7mm(標本)の同腹から派生した血統です。
さらに、847同腹の♂83.7×♀53.1から2009年5月に86.6mmが羽化し、第9回クワガタ飼育ギネスコンテストでギネスに認定されました。
そして、第11回コンテストで更新となった現ギネスの87.1mmも847同腹からの2世代連続のインライン交配で作出されています。
このように近年のオオクワギネスは、847系の独壇場です。
847系が大型作出においていかに特化した血統であるかがわかります。

しかし、いくら成績がよいからっといって、これ以上血が濃くなると何らかの弊害が発生してくる確率も増えてくることでしょう・・・。
そこで、最近は、これらの血とは遠いラインにも注目が集まりつつあります。
例えば、第7回コンテストにおいて85.9mmで惜しくも準ギネスとして紹介されたラインなどは、847とは遠い血が50%含まれています。
また、2010年に本家で羽化した85.8mmは、847系とも準ギネス系とも遠い血縁関係にあるとされています。
このように、80系として分類されていても、さらに異なっていたり、詳細不明であったりすることを考えると、80系=非847系とのイメージが私にはピンときます。
導入編はこれくらいにして、次回は最近密かなブームを起こしそうな予感がし、私も注目している準ギネス系を採り上げてみます。
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[ 2012/10/28 00:02 ] 飼育の歴史 | TB(-) | CM(8)
血統が出来上がるまでに計り知れない苦労があったのでしょうね。
しかも1人で。いや、ご子息とでしょうか。
今はYGの飼育者も増え、それと同時に繁殖されるYGも増え血のバリエーションも多種多様でサイズUPの可能性は拡がっていると思ってます。
ただ、系統背景がわからないと血の濃さは全くわからなくなりますね。
[ 2012/10/28 14:56 ] [ 編集 ]
こんばんは!

旧ビッダーズのyasukongさんのページには
「847系と80系の掛け合わせは80系」という記載がありましたので
847系は100%でないと847系と言えないと思っていました。
イメージとしては能勢YG=能勢80系で、その中に847系やそこから派生した
866、871などがあると認識していましたが違うでしょうか?



[ 2012/10/28 21:02 ] [ 編集 ]
こんばんは。waizuさんのこの能勢YG解説、今後も期待してます。私も血統表作ってます。まだ全ては完成してませんが・・・。
[ 2012/10/28 23:10 ] [ 編集 ]
アンクさん、こんにちは。
本当にYGは大人気で、大型をめざしているほとんどのブリーダーが所有されている状況ではないでしょうか!?
また、大型羽化実績を辿って種親を選別取得し、その上で精力的にブリードが行われている昨今の状況を鑑みる時、どこからギネス級が羽化してきても不思議ではない状況にあると思います。
一方、これだけ飼育されれば、ハズレラインが多く出てくることもやむを得ないのかもしれません。

現時点においても血の濃さは不明瞭ですが、少なくとも近年の系統図を明確にしておくことは、必ず今後につながっていくと思っています。

一方で人気ブランドにはイミテーションが付きもので、偽YGも流通していることでしょう・・・(-_-)
今後の発展においても偽物排除の点においても血統管理が重要だと考えています。
[ 2012/10/29 12:06 ] [ 編集 ]
バナマロさん、こんにちは。
「847系と80系の掛け合わせは80系」というのは、私は知りませんでした。
勉強不足ですみません。
私は作出者ではないのでコメントする資格はないと思いますが、能勢YG=能勢80系だと認識しています。
2003年以降の他からの血の導入がないこの血統が能勢80系として扱われ、その中からギネスが登場し847系として区別されただけと思っています。
例えば○○高校の特進クラスのように、一群の中から成績のよいところを分類し、そこから京大、東大進学者が出たのと同じように、成績のよい847系から866、871が羽化してきたように捉えています。
違っているかもしれませんので、作出者にお聞きください。
[ 2012/10/29 12:19 ] [ 編集 ]
ougoさん、こんにちは。
期待に沿えるかどうかは疑問ですが、5回シリーズくらいを予定しています。
すでに原稿の概要は完成し他の方にも原稿チェックをして頂いています。
ただ、文章表現をもう少し見直したいのと、日々が多忙であるため、ボチボチ行く予定です。
血統表の作成がんばってくださいね!
完成した暁にはブログで紹介されるのでしょうか?
[ 2012/10/29 12:24 ] [ 編集 ]
waizuさんのような完成度の高いデザインのものではありませんが、一旦紹介してみたいと思います。
[ 2012/10/29 21:44 ] [ 編集 ]
完成度よりも独創性のあるのがよいと思いますが、なかなかよいアイディアは出てきませんようねぇ・・・。
楽しみにしておきます!
[ 2012/10/29 22:28 ] [ 編集 ]
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