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クワ飼育効率化のノウハウ―キノコ対策編―

今日は、私のクワ作業負担ランキング第4位の『キノコ対策』です。

まず、最初に確認ですが、キノコの出方は銘柄によっても違います。
ただ、最も影響してくるのは温度ですから、自身の環境下での使用菌床の特徴を把握しておくことが大切です。

基本的に発生しやすい時期は、温度を下げ始めてから初期の段階で、20℃を下回った頃から急に出やすくなることを経験された方はたくさんいらっしゃると思います。
特にその温度帯での変動が大きい場合、4~5日で驚くような大きなキノコに成長することも珍しくありません。

よって、温度の変動幅を小さくしてやればキノコ発生の引き金となる刺激も少なく、大きな傘を開くようなことはまず起こらないため、ポイントは『温度変動幅を小さくすること』です。
私の対策は、低温管理期間は能力の低いヒーターに変更して温室で管理することです。
通常は150Wのヒーターですが、低温管理時は32Wのマルチパネルヒーターにします。
(32Wでは寒い時期は19℃以上にはなりません)
150Wで管理した場合、変動幅が約3℃(±1.5℃)であったものが、32Wでは0.8℃(±0.4℃)にまで小さくできます。
これにより、キノコの発生状況は一変しました。
ただし、これで100%の予防は難しいため、定期的にボトルの上から確認しますが、フタを外さなくても迅速に確認出来るよう、タイベスト紙を挟んだ商品などは透過性のあるフタに変更しています。
尚、キノコが発生しても酸欠にならないようフタを置くだけにしてみたこともありますが、空気の流れに向かってキノコが生えて勢いを増したこともあるため、ゆるくフタをするにしても隙間はなくすのがよいと思っています。

その他に注意すべきポイントは、ボトルの材質です。
ガラスのように熱伝導率の高いものは温度変化の影響を受けやすく、ボトルの壁面の詰めが甘いとそこに発生する恐れがあります。
この壁面のキノコが直接飼育成績に影響するとは思えませんが、将来蛹室に侵入してトラブルの原因になるかもしれませんので、注意した方がよいと思います。

また、エアコン管理、虫家では、直接風が当たらないようにすることもポイントになるでしょう!
風の当たる部分は温度の変動が大きくなり、菌糸への刺激となるためです。

最後にキノコ発生時の対処について思っていることを少々・・・。
以前は、キノコが出始めると根元からザックリ菌床ごと剥ぎ取っていましたが、それが新たなキノコの再発原因となったり、時には低温で再生力が弱いため雑菌やカビに負けたりすることがあるの止めています。
キノコだけを摘み取り菌糸の皮膜を残しておくことがポイントだと思います。
次第にキノコの勢いはなくなり、出ても途中で枯れ、安定した皮膜に覆われた状態で長期管理が可能となります。
そうなれば、頻繁に確認作業をすることもなくなり、キノコ狩りの必要もなくなります。

結局、キノコが通気口を塞ぎ、酸欠で幼虫が暴れる事態にならなければ、特に気にする項目でもないのかもしれませんが、私はこんな管理をしています。
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[ 2013/02/03 12:50 ] 飼育上のノウハウ | TB(-) | CM(12)
こんにちは
きのこはあっという間に伸びてることもありますよね。ふたを突き抜けて出てくる元気なきのこもいるで油断できません。

よく「きのこが菌糸の栄養を採ってしまうので、きのこは取ったほうがいい」と言いますが、私は上部のきのこは、極端な話、別に取らなくても中の幼虫には影響ないのでは?って考えてます。
[ 2013/02/03 15:24 ] [ 編集 ]
こんばんは
きのこは厄介ですね。
基本的に菌が弱くなったら出てくるって感じですよね。
最初から出てるのは菌が弱いと思っています。
温度によって菌が弱ることもありますよね。
幼虫が菌の栄養を食べて菌が弱るからキノコが出る。
常に良い状態を保つのは難しいですよね。
[ 2013/02/03 20:23 ] [ 編集 ]
Re: こんにちは
ougoさん、こんばんは。
もともと菌糸ビンは、キノコ栽培用に開発されたものだと思えば、ニョキニョキ生えてきてありまえなのですが、本当に油断できませんね!

> よく「きのこが菌糸の栄養を採ってしまうので、きのこは取ったほうがいい」と言いますが、私は上部のきのこは、極端な話、別に取らなくても中の幼虫には影響ないのでは?って考えてます。

幼虫が上部にいない場合は、影響はないと思いますがねぇ・・・。
クネクネ生えてもフタをふさがなければ放置してもよいと思いますが、いっぱい表面に生えてくれば、ビン底の通気性が悪くなるので、取っておいた方が無難ではないでしょうか?
栄養の観点よりむしろ酸素供給の観点で見た方がよいと思いますが・・・。
[ 2013/02/03 22:04 ] [ 編集 ]
Re: こんばんは
よしくわさん、こんばんは。

> 基本的に菌が弱くなったら出てくるって感じですよね。
> 最初から出てるのは菌が弱いと思っています。

そういう見方もあるのですねぇ・・・。
私は、新鮮な菌床ではエノキダケのような細いキノコがたくさん発生し、古くなった菌床では太くて立派なキノコがでる印象を持っていました。

そもそも菌床に使用されているキノコの種類も曖昧、一方では活性の強い菌を使用しているなどと宣伝されてもよくわかりません。
オガの種類、オガ粒子の大きさ、いろいろな要因があって、ハッキリ言って迷宮入りです^^;
[ 2013/02/03 22:15 ] [ 編集 ]
こんばんわ
偶然にも今日、キノコ狩りをしていました。
かなり清潔に管理しているのですが、伸びたキノコにビッシリダニがついてるボトルがあり、かなり凹みました…。
やっぱ放っておかずに、少し芽が出た瞬間に摘み取らないとダメですね。ダニがついていないキノコもあるといえばあるのですが。。。
[ 2013/02/03 22:51 ] [ 編集 ]
こんばんわ
共感できることの多い記事ですね。

酸欠を起こすほどのキノコの成長はマズイですが
発生・成長がすぐに収まるようであれば
キノコ狩りをしないほうが良いのではないかと自分は思ってます。

ただ、恐いのは発生後の劣化によるビン内の環境変化ですね。
ビン側面に発生した子実体の劣化による加水分解は
羽化へ向けての温度ショックも重なって
ビン内の環境を著しく変化させますので。


キノコを生やさないのがベストと考えてますが
キノコは些細な光・振動・温度変化で生えてきますし
摘んだことが発生操作になって、いたちごっこになったりと
キノコと戦っているのではないのか?という気分になってしまいますね。


[ 2013/02/04 00:18 ] [ 編集 ]
こんにちは。
うちもニョキニョキモードに入っています・・・。
困っちゃいますよね(汗)
きのこを刈る際にボトルに刺激を与えないように
そーっとしますが、ボトル内にはかなりの衝撃が
伝わっているのでしょうね(笑)
[ 2013/02/04 15:51 ] [ 編集 ]
てばきちさんへ
こんばんは。

キノコ狩りをされていましたか!
それにしても伸びたキノコにビッシリとダニではガックリですよねぇ・・・。
でも、それは本当にダニでしょうか?
キノコも枯れてくると胞子だと思いますが、ココア色の粉が吹いたような感じになりコナダニのように見えます。
それが、ダニかどうかを判別するには、顕微鏡で見るのが確実ですが、身近にはありませんよねぇ・・・。

もし、それがダニであれば、拡大するのを防止する対策をしないと後々大変なことになりますので、対処しておきましょう!
[ 2013/02/04 18:09 ] [ 編集 ]
庚午 虫蔵さんへ
こんばんは。
コメントありがとうございます。

> 発生・成長がすぐに収まるようであれば
> キノコ狩りをしないほうが良いのではないかと自分は思ってます。

私も同じ考えです。
ただし、温度変動を小さくできた環境下ので話ですが・・・。
枯れてからは取り除きますが、下手に刺激するよりも終息を待った方がよい場合が多いと思います。
頻繁に摘み取る負担の軽減にもなり効率的ですし・・・。

> ビン側面に発生した子実体の劣化による加水分解は
> 羽化へ向けての温度ショックも重なって
> ビン内の環境を著しく変化させますので。

微粒子菌床ではその傾向が高くなるため、中粒子ものもを壁面は特にしっかり詰めておくこともその対策になると思っています。
この件も銘柄や菌種によっても差がありますよね!
ヒラタケボトルでは、肉厚の被膜を形成するため、上記現象が起こりやすい印象があります。

[ 2013/02/04 18:23 ] [ 編集 ]
田舎っぺさん
こんばんは。

ニョキニョキモードですか(笑)
衝撃よりも温度だと思うのですが・・・。
温度変化幅とか風が当たっていないかとかについては確認されましたか?
[ 2013/02/04 18:25 ] [ 編集 ]
こんにちは。
最近では主流は18℃まで下げるようになりましたが、5年前の主流は20℃だったと思いました。
なぜ最近18℃まで下げるようになったのでしょうか?
セミ化防止だと思うのですが、5年前と違い今は80mmが普通に出るようになりました。
どなたか、詳しい実験している人はいないのでしょうか?
実際18℃だとキノコのリスクがありますが、ヒラタケなら20℃ならギリギリキノコが出ない範囲だと思います。
実際今年は♀は20℃から上げてセミ化するか実験しています。
[ 2013/02/05 09:47 ] [ 編集 ]
paxさん、こんばんは。
なぜ近年は設定温度が低いのか?とのご質問ですが、20℃では失敗する確率が高いからだと思います。
詳しい実験をした人は存じませんが、多くの人の経験則によるものですので、データを取るまでもないのではないでしょうか・・・。
また、18℃まで下げてもセミ化するラインが出てくることも経験していますので、実験をするとなれば同腹で同じ飼育過程のものをまとまった数揃える必要があり難しそうです。

尚、♀はセミ化しにくいので20℃からでも高い確率で蛹化するはずです!
[ 2013/02/05 22:44 ] [ 編集 ]
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