今年は、監視下ペアリングの有用性を検討するため、積極的に挑戦し観察記録を行っています。
空き時間を利用して、最終的に11ラインの確実な交尾を確認できました。
昨年は1ペアだけに監視下ペアリングを行い、簡単に成功したため安易に考えていましたが、最近の結果から確実性に疑問が生じています。
現時点で5ラインでの成功を確認する一方で2ラインの不成立を確認しています。
失敗例では、産卵行動を取り、材をかじり産卵痕を残しますが、中に卵を確認できませんでした。
そこで、失敗例の内1ペアに追い掛け(通常ペアリング3日間)を行い産卵セットしたところ、卵確認に至りました。
このように、監視下で確実な交尾行動を確認していたとしても、成立していない事例が出てくることは、本当に興味深い現象です。
どこに原因があるのでしょう?
交尾回数、交尾時間などを含め、もう少し検証してみようと思います。
私が記事にしたことで、全国でも多くの監視下ペアリングトライアルが行われたと思いますが、おそらく不成立例も出て来ると思われますので、ご注意頂きたいと思います。
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