waizuの観察記録や検証結果を公開しています

非劣勢試験について(一部訂正)

今日は、非劣性試験についてです。
最初にアップした内容に間違いがあり、コメント欄にご指摘がありましたので、訂正します。
普通、比較試験と言えば、優越性試験を思い浮かべます。
どちらが優れているのか!!を決めるガチンコ勝負です。

一方で、基準となる対照群に対して劣っていないことを証明する非劣性試験と言うものがあります。
ここで、まちがっていたことが、劣っていなければ同等と捉える考え方でした(^^;;
この試験は、有効な手法に対して、劣性マージンというこれ以内なら劣っていないとそいう区間を設定して、あくまでもその区間内にあり、劣っていないことが示されます。
決して同等性や差がないことを証明しているのでないと言うことです!
とにかく統計学は難しいので、これ以上踏み入れないことにします。
そんなことやって意味があるのか!?と思われる方もいると思いますので、例を挙げてみます。

例えば、2つの薬があったとします。
一つはとても優れた実績のある薬、もう一つはあとから出て来たもの。それらの治療効果を比較して、後からつくられたものの効果が劣っていなかった場合どうでしょう?
低価格の方が経済的に得です。また副作用の少ない方が間違いなく有益となります。
つまり、根幹となる重要項目で比較した場合に劣っていない時、他の項目において優れていれば、総合的に優れていることになります。

これを、前回の500mlボトル飼育試験に当てはめるとどうでしょう・・・。
根幹となる飼育成績が800ボトルに劣っていなければ、飼育スペースやエサ代の節約、エサ詰め作業・交換・後処理などの負担軽減などの点において優れていることになり、総合評価で上にきます。
ただし、この飼育法はうまく行わなければ、菌糸ボトルの使用本数が3→4本に増加し意味がなくなる可能性も出てきます。

また、菌床選択に当てはめるとどうなるでしょう・・・。
やはり、根幹となるのは、飼育成績です。
もし、実績抜群の高額菌床の成績に劣らない飼育実績であれば、、次に何が基準となるでしょうか?
価格、品質(害虫が混入しないなど)、使いやすさ(持ちがよいなど)、安定供給、対応などでしょう・・・。

私の場合、近年継続して使用してきた2銘柄で、飼育成績に遜色なかったため、その他の付加価値を考慮して、今年はLEVIN-Gオンリーを決定しました。
使用菌床を一つだけにすることは、オガの品質が悪かった年のダメージを受けてしまうなどのデメリットもありますが、比較検証を目的とする場合、条件統一を図り実験の質を向上できる点ではとても有利に働きます。

実は、4月まではこの1銘柄予定でしたが、急遽、E24菌床を追加したため、少々やりにくくなっている現状にあります^^;
次回は、今年の菌床飼育の現状について報告してみます。
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[ 2014/08/07 00:10 ] 自由研究 | TB(-) | CM(8)
統計学的には「有意差あり」の場合は「差がある」ことを示しているといえるのですが、「有意差なし」は「差がない」「同等である」(非劣性試験では「劣っていない」)ことを示しているのではなく、「有意かどうか判断できない」ということを示しています。
非劣性試験で「有意差なし」の場合、「劣っているかどうかも同等かどうかも判断できない」となります。同等であるだろう、同等であって欲しいという期待を持つことはありますが、統計学的には「有意かどうか判断できない」となります。趣味において大勢に影響ありませんが、ご参考までに。
[ 2014/08/07 10:43 ] [ 編集 ]
ありがとうございます
統計学さん

やはり、統計学は難しいですね!
言われてみれば、おっしゃる通りです。
貴重なご指摘ありがとうございました。

[ 2014/08/07 11:43 ] [ 編集 ]
こんにちは
Waizu様
お疲れ様です。
統計学様のコメントを拝見してもう一度ググりなおしました。ありがとうございます。
優れていることを調べることより難しいですね。ただ有意差が出なければ、同等とは言えなくとも劣っているともいえないので、少し消極的ですが他の要因を勘案すれば飼育方法の一つとして更なる検証の余地はありそうですね。
[ 2014/08/07 12:15 ] [ 編集 ]
Re: こんにちは
大鍬悶左さん、こんにちは。

コメントありがとうございます。
よく勉強しないと、誤って認識していることが、世の中にはたくさんあるようです(^^;;

そんな時の専門知識のある方のご意見はありがたいですね!
私も本当に勉強になりました。

そして、統計学の難しさを再認識!
以前、クワガタ以外のデータで、専門家に統計学的処理をお願いしたところ、Steel-Dwass法とかいう解析で有意差を示して頂いたことがあります。
私にはサッパリ分かりませんでした(^^;;
この時、素人には、目の前にデータが蓄積出来ても、適正に有意差を調べることすら、簡単なことではないと思いました。
やはり、オオクワ研究レベルでは、そのデータ分布をみて判断するところからですかね⁉︎(笑)
学術レベルなどとても無理と思っていますので、オオクワガタ自由研究ノートです‼︎
でも、素人なりに、より優れた飼育法に近づいて行きたいと思っています。
[ 2014/08/07 16:07 ] [ 編集 ]
統計と旨く付き合うには、勘が必要
こんにちわ。
いつも大変参考にさせてもらっています。
今シーズンで3回目のブリード歴で、まだまだスキルアップしろが多いのを、
日々感じています。
仕事がら品質を扱う機会が多く、統計学は必須である一方、つきあい方の難しさを感じています。
よく言われる事ですが、統計的に、非常に希な不具合でも、それによって実害を被った場合は、統計の話を持ち出して説明されても、決して納得しないものです。
また、菌床でも添加剤でも、その他何でも、商品を選択する時に、頼る手段の1つに、統計があるのも事実だと思います。
統計って、つきあい方によっては、毒にも薬にもなるわけで、目の前に示された統計資料と、どう付き合うかが、とても大切なのかもしれないな~ と思っています。
で、どうするか。
勘ですね。。。(^^;
[ 2014/08/07 23:09 ] [ 編集 ]
こんばんは。
私も以前、菌糸銘柄とブリードラインの違いが幼虫体重に、影響しているかどうかを確かめる手段として、統計を利用しようとした事があり、記事にもしました。
優位性を確認する手段として、平均値や最大値の比較だけでいいのか疑問に思ったからです。
でも飼育個体数が少ないので、データ数が少なく、優位性を証明出来ませんでした。
よく理解できないままの統計だったので、間違っていたかもしれませんが。
勘が必要っていうのも判る気がします。
[ 2014/08/08 01:37 ] [ 編集 ]
Re: 統計と旨く付き合うには、勘が必要
OOmoguaiさん、おはようございます。

コメントありがとうございます。
現場を経験された方の貴重なご意見として勉強になります。

いくらデータに基づいた資料があっても、どう活かしていくかがポイントなのですねっ!
やはり、なにごともセンスが必要なようですねぇ・・・。

今後ともよろしくお願い致します。
[ 2014/08/08 07:15 ] [ 編集 ]
Re: こんばんは。
dapさん、おはようございます。

おっしゃる通りで、オオクワ飼育でデータを採る場合、サンプル数がネックになりますね^^;
全体から♂と♀に分かれていくため、2群の比較としても♂の羽化成績比較となれば、その半数になってしまいます。
30頭以上とれたラインで比較すればよいのでしょうが、いろんなラインを飼育したいため、数を飼育できない者では、その両立ができなくなりますし・・・。
それも、統計処理に頼ろうとした場合で、飼育者の感覚に頼れば5頭以上をみればわりますけどね!(笑)
これでは、主観的評価と言われるのでどうしようかと思ってしまいますが・・・。

> 優位性を確認する手段として、平均値や最大値の比較だけでいいのか疑問に思ったからです。
ここがポイントだと思います!
多くの飼育者は、最大値で勝負しています。
現場では、大きいのが1頭でもでれば勝ちとなっています。
私は、飼育成績の比較となれば、それプラス羽化サイズの分布だと思いますがどうでしょうか?
そうなれば、ちょっと統計学の力を借りる必要があると思います。
また、勉強して教えて頂けると助かります!
[ 2014/08/08 07:25 ] [ 編集 ]
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