waizuの観察記録や検証結果を公開しています

ダニの思い出

先日、他のブログでのダニ記事にコメントしました。
そのことがきっかけで、ダニの多量発生に驚き、完全駆除に躍起になっていた頃のことを思い出しました。
2003年のことです。
13年も経過し、記憶も曖昧(^_^;)
バックアップしてあったハードディスクの中を探してみると、当時の画像が残っていましたので、紹介してみます。

dani1.jpeg
dani2.jpg

ある時、このような成虫や幼虫を発見!
最初は、何が付着しているのかサッパリ見当がつきませんでした。
全く動かないため、生物との認識は皆無!
早速、顕微鏡で覗いて確かめました。
レンズを覗いた瞬間、鳥肌が(◎_◎;)
そこに見えたものは、これでした。
DSCN6655.jpg
(×100倍)

拡大すると・・・
daniC.jpg
400倍でこれくらいでしたので、かなり小さいダニです。
こいつ等絶対に駆除してやるっ!!って思い、その日から駆除対策の研究が始まったのでした。
ティッシュで擦っても取れないくらい強固に付着していた状態でしたので、死滅させるのが近道との判断でエタノールを噴霧!
これが功を奏し、何回か噴霧すると次第に消えて行きました。
しかし、飼育を続けていると再繁殖が始まり、エタノール噴霧法の限界を感じたものです。

いまこうして書いているだけで、あの時の衝撃が蘇ります(笑)
本来、ダニとはウヨウヨ動くものと思っていましたから・・・。
ちなみに、動くダニも観察記録を残してあります。
daniA.jpg
おそらくイエダニ!この種は大きく、100倍での観察画像です。
このダニもエタノールで死滅しました。

daniB.jpg
これは、エタノールをどれだけ噴霧してもビクともしなかった個体です。(×400倍)
いま改めてみると、体の周りにある透明の膜のようなものが保護していたのでしょうか・・・??

画像をよく吟味してみるとこのようなものも残っていました。
daniD.jpg
イエダニの仲間のようにも思えますが、微妙に違っています。(×100倍)

こんな観察も楽しみながら、様々な駆除法を試しました。
少なくとも上記の種に対しては、ダニ駆除マットが奏功します。
ただ、完全に駆除しないと意味がありません!
10週間で300倍に増えると言われるほどの繁殖力ですから・・・
よって、少しでも残してしまえば、瞬く間に大量発生してきます。
低温、乾燥気味で管理すれば、繁殖速度を遅らせることはできますが、温度管理される菌糸ビンの中で大量繁殖することでしょう・・・。
そのため、駆除をめざす場合は入念に取り組む必要性を感じています。
成虫のダニ駆除を行い、菌床飼育開始2~3ヶ月後でも菌糸ボトルのフタの裏がきれいであれば成功を実感します。
ちなみに、昨年も今年も菌糸ボトルからダニは出てきていません。

トコトンやるか諦めるか!? 
オオクワガタと一緒に飼育するのも手ですが、みなさんはどちらの道を選択されますか?

あともう一つ!
よく発生する害虫にトビムシとやらがいます。
たぶんコイツだと思います。
tobimusi.jpg
菌床表面でピョンピョン跳ねています。
外観は、グレーっぽい感じです。

「ダニは出ないけどトビムシに苦労します」なんて話も聞きますが、トビムシは簡単にいなくなりました。
エタノールも効果がありますが、生体に根強く付着する訳ではありませんので、水洗いしてマット交換を繰り返していれば、自然にいなくなります。

尚、ダニはどこの家庭環境にも存在するため、完全駆除できてもどこからか混入してくることがあります。
一方、トビムシは、ブリーダー間の幼虫や成虫をやり取りする際のマットを介してやってくることが多いようです。

ダニやトビムシが嫌いな方は、闘ってみてください。
決別はそれほど難しいことではないと思います。
スポンサーサイト
[ 2016/03/24 22:53 ] ダニ | TB(-) | CM(10)
ちょっと懐かしい
私が子供のクワガタを世話していてオオクワ熱に火が付いたのが2013の春、早速ダニに苦しみ、辿り着いたのがWaizu Dorcus Officeでした。そこで色々とご相談させていただいたのが入門のきっかけだったことを、WDOの顕微鏡写真を見てちょっと懐かしく思いました。

今年はボトル内ではダニは見かけませんが、成虫には多少ついていました。現在ペアリング中、一応努力はしましたが、あとは今年と同じくボトル菌糸表面にオオクワキングのマットかDOSのマットを敷いて”ほぼ駆除”状態に期待します。

トビムシは冬期の管理不足ボトルでどうしても増えてしまいます^^;2016もトビムシはついてくると思いますが、冬期の温室の気密性を工夫して、封じ込め作戦をとり、2017にはトビムシ掃討を目指します!
[ 2016/03/24 23:29 ] [ 編集 ]
こんばんは
ここ数年は成虫に付くダニはかなり無くなりましたが
ゼロではないです。
ブリードルームを今期作成する際に使用するラック部屋に
置いた状態でバルサン?をたきましたが・・・
菌糸ボトルなどにも少し居るので完全駆除は厳しく思います。
しかし、できれば駆除したいです。
エタノールは何%位で使用されるのでしょうか?
70%以上でもクワガタは大丈夫なのでしょうか?
[ 2016/03/24 23:43 ] [ 編集 ]
おはようございます。
先日は経験談ありがとうございました。
ダニにもこれだけの種類があるのにも驚いています(汗)
洗い流しても何してもまたすぐに湧いてきて参ってしまいます(;^_^A
waizuさん推奨のマット、早速購入したので試してみます。
[ 2016/03/25 08:01 ] [ 編集 ]
Re: ちょっと懐かしい
大鍬悶左衛門さん、おはようございます。

ホームページの画像もご覧頂いていたようですね!
HPと同じ画像だけでは芸がないと思い、衝撃を受けた時の画像そのものを追加してみました。

> 今年はボトル内ではダニは見かけませんが、成虫には多少ついていました。現在ペアリング中、一応努力はしましたが、あとは今年と同じくボトル菌糸表面にオオクワキングのマットかDOSのマットを敷いて”ほぼ駆除”状態に期待します。

ボトル菌糸表面にまでダニ駆除マットを使用することに対しては、疑問です。
成虫の段階で駆除できていなければ、幼虫が持ち込み内部で繁殖するため、外からの混入を防いでもダメかと・・・。
また、幼虫の成長に対する影響がないことを証明できているのか?も

> トビムシは冬期の管理不足ボトルでどうしても増えてしまいます^^;2016もトビムシはついてくると思いますが、冬期の温室の気密性を工夫して、封じ込め作戦をとり、2017にはトビムシ掃討を目指します!

害虫は発生させてしまうと、いくら閉じ込めても、ビン交換の際にスパーテル、手、こぼれ落ちた菌床などを介して移動、混入して行きます。
害虫との決別には、幼虫管理に入るまでの成虫管理がすべてですので、今を頑張って頂きたいと思います!
[ 2016/03/26 06:11 ] [ 編集 ]
Re: こんばんは
REGA90さん、おはようございます。

すばらしいブリードルームを構築されたようですねっ!
ブログでその過程を拝見しました。
部屋環境の駆除も大切ですが、おっしゃる通りで、すでにある害虫発生ボトルからの移行をシャットアウトしない限り、イタチごっことなります。
どこかで、しっかり成虫管理し、その種親によるブリード群を過去の飼育群と隔離する必要があると思います。

> エタノールは何%位で使用されるのでしょうか?
> 70%以上でもクワガタは大丈夫なのでしょうか?
私は、100%でやっていました。
消毒用(体積比で約80%)も使ったことはありますが、エタノールで効果のあるダニにはどちらでも死滅しました。
一方、どちらでもオオクワガタには影響しませんでした。
しかし、この影響しないとの判断も一時的なものなので、長期で見た場合の寿命等への影響は不明です。
Mustarさんのブログへのコメントには書きましたが、エタノールでの駆除は、後に再発を招きます。
完全駆除が期待できない、成虫への安全性が確立していない、この2点からエタノールの使用は控えられた方がよろしいかと・・・。
目の前の環境に対するダニ駆除には有効な場合もありますが・・・。
[ 2016/03/26 06:36 ] [ 編集 ]
Re: おはようございます。
mustarさん、おはようございます。

> 先日は経験談ありがとうございました。
> ダニにもこれだけの種類があるのにも驚いています(汗)
ダニは、専門家でも把握できていない種もあると聞いたことがあります。
おそらく、恐ろしい数の種が存在し、生態も様々なのでしょう・・・
よって、私の経験談は、本当に一部だけをみた拙いものです。
ですから、ダニ駆除マットでも駆除に難渋する例も出てくることを予想しています。

> 洗い流しても何してもまたすぐに湧いてきて参ってしまいます(;^_^A
> waizuさん推奨のマット、早速購入したので試してみます。
私も本当に苦労して決別しました(笑)
知人の中にもダニと決別できないことを理由にブリードを辞めた方がいらっしゃいます。
完全駆除で失敗する要因は、ダニ駆除マットの生体への影響を懸念するあまり、手加減して短期間しか使用しないことです。
ある程度の加水がしてあれば、私が推奨したマットの安全性は高いと思います。
私は、1年中飼育していますが、2~3年は普通に生きていますから!
現在の状態から完全駆除までどれくらいの期間が必要かは、ダニの種類もわからず、わかったとしてもデータもないので、お示しすることはできませんが、最低1ヶ月はあった方がよいのではないでしょうか・・・。

まとめです。
今回コメントを頂戴した3名の方には、きびしい回答になったかもしれませんが、それだけ安易に構えていると断ち切れないくらいねちこい奴らです。
一度負の連鎖を断ち切れば、あとはそれほどでもありません。
厳格に完全駆除をめざすか、気にせずにオオクワガタと一緒に飼育するか、この2通りだと思います。
[ 2016/03/26 06:48 ] [ 編集 ]
こんにちは
waizuさんらしい記事ですね。^ ^
トビムシは今でも多少出ます。

使用していない菌床ボトルをブリード
ルームからマンションへ移動したボトル
(PPネジ式タイプ)からです。
子実体が発生した直後ですね。

これは既にボトルに混入しているのか?
それとも蓋の隙間から侵入したのか?
恐らくは外部からの混入とみていますが
ネジボトル式であればそれは無かったのか?
気になっています。

[ 2016/03/26 13:47 ] [ 編集 ]
Re: こんにちは
チョネさん、こんにちはっ!

このコメントで気づきましたが、トビムシやダニの混入経路はブリーダー間のやり取りに加え、業者からの贈り物の場合もありました(笑)
1次発菌ボトルは、滅菌後に植菌するため、雑虫の入るリスクは減少しますが、2次発菌の場合は作業環境の中のものが混入していることがしばしばありました。
ボトルが到着し、フタを空けるとその裏で動いていることもよく経験しましたから・・・。
それ以来、そこの既成ボトルを使うことは止めています。
せっかくの害虫駆除の努力が一瞬にしてパーとなりますので・・・。

> これは既にボトルに混入しているのか?
> それとも蓋の隙間から侵入したのか?
ダニなら外部からの混入も考えれますが、トビムシは、ボトルからボトルへ器用に移動できないでしょうから、最初から入っていたのではないでしょうか・・・。
一緒に送られてきた他のボトルはどうでしょう?
他にもいれば、より最初からの可能性が高くなります。

一方、保管してあった場所の周囲のボトルはどうでしょう?
周りのボトルの発生状況も判断材料になるのではないでしょうか?
[ 2016/03/26 16:39 ] [ 編集 ]
こんにちは
うちは、3令幼虫を店から購入した時に、雑虫たっぷりついてきてました。

問い合わせてみると、わずかな隙間からも侵入するから駆除は、難しいと言われました。

どうしても駆除したいので、いろいろ検索しているとwaizuさんのホームページたどり着きました。

ビニールテープとフィルターの事が書いてあったので、試してみました。

トビムシは、簡単に駆除ができましたが、ダニは、なかなか駆除できませんでした。

成虫になって、防ダニ消臭マット(3L)を使ったらいなくなってました。


三枚目の画像は・・・あれですが、顕微鏡が欲しくなってきましたね。







[ 2016/03/26 18:24 ] [ 編集 ]
Re: こんにちは
C98さん、こんばんは。

> 問い合わせてみると、わずかな隙間からも侵入するから駆除は、難しいと言われました。
ショップは大量に管理されていますから難しいのかもしれませんねぇ・・・。
私の場合は、少数だからできるというのもあります。

> ビニールテープとフィルターの事が書いてあったので、試してみました。ー当時は苦肉の策でしたが、根本解決ではないので、意味があるのかと今になると思いますが、ダニが大量発生すると床に死骸が積もって大変なことになるので、閉じ込めたくもなります。アレルギーになりそうですし・・・。

> 三枚目の画像は・・・あれですが、顕微鏡が欲しくなってきましたね。
400倍もあれば十分なので、安いのでも見えるのでしょうが、きれいに見えるかどうかはわかりません。
私の画像は、研究室用の顕微鏡を借りて撮影しています。
[ 2016/03/26 22:39 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
Profile

waizu

Author:waizu

Access Counter
Category
管理人のHP

Waizu Dorcus Office

月別過去ログ

2017年 05月 【2件】
2017年 04月 【6件】
2017年 03月 【15件】
2017年 02月 【2件】
2017年 01月 【5件】
2016年 12月 【5件】
2016年 11月 【2件】
2016年 10月 【3件】
2016年 09月 【1件】
2016年 07月 【1件】
2016年 06月 【4件】
2016年 05月 【7件】
2016年 04月 【2件】
2016年 03月 【1件】
2016年 02月 【2件】
2016年 01月 【1件】
2015年 12月 【3件】
2015年 11月 【2件】
2015年 10月 【6件】
2015年 09月 【1件】
2015年 08月 【3件】
2015年 07月 【8件】
2015年 06月 【7件】
2015年 05月 【8件】
2015年 04月 【2件】
2015年 03月 【4件】
2015年 02月 【4件】
2015年 01月 【2件】
2014年 12月 【6件】
2014年 11月 【6件】
2014年 10月 【2件】
2014年 09月 【3件】
2014年 08月 【24件】
2014年 07月 【7件】
2014年 06月 【4件】
2014年 05月 【3件】
2014年 04月 【3件】
2014年 03月 【6件】
2014年 02月 【1件】
2014年 01月 【2件】
2013年 12月 【5件】
2013年 11月 【4件】
2013年 10月 【1件】
2013年 09月 【1件】
2013年 08月 【6件】
2013年 07月 【6件】
2013年 06月 【3件】
2013年 05月 【7件】
2013年 04月 【7件】
2013年 03月 【3件】
2013年 02月 【12件】
2013年 01月 【12件】
2012年 12月 【5件】
2012年 11月 【23件】
2012年 10月 【9件】
2012年 09月 【1件】
2012年 08月 【1件】
2012年 07月 【3件】
2012年 06月 【10件】
2012年 05月 【3件】
2012年 04月 【4件】
2012年 03月 【1件】
2012年 02月 【3件】
2011年 12月 【4件】
2011年 10月 【4件】
2011年 09月 【1件】
2011年 08月 【11件】
2011年 06月 【2件】
2011年 05月 【6件】
2011年 04月 【8件】
2011年 03月 【7件】
2011年 02月 【6件】
2011年 01月 【5件】
2010年 12月 【15件】
2010年 11月 【5件】
2010年 10月 【6件】
2010年 09月 【2件】
2010年 08月 【5件】
2010年 07月 【6件】
2010年 06月 【3件】
2010年 05月 【2件】
2010年 03月 【7件】
2010年 02月 【1件】
2010年 01月 【2件】
2009年 12月 【1件】
2009年 11月 【3件】
2009年 10月 【7件】
2009年 09月 【2件】
2009年 08月 【2件】
2009年 05月 【2件】
2009年 04月 【5件】
2009年 02月 【5件】
2009年 01月 【2件】
2008年 11月 【2件】
2008年 09月 【1件】
2008年 07月 【1件】
2008年 06月 【4件】
2008年 03月 【2件】
2008年 02月 【1件】
2007年 10月 【1件】
2007年 07月 【1件】
2007年 06月 【1件】
2007年 05月 【3件】
2007年 04月 【3件】
2007年 02月 【1件】
2006年 12月 【5件】
2006年 11月 【4件】
2006年 10月 【2件】
2006年 09月 【3件】
2006年 08月 【5件】
2006年 07月 【4件】
2006年 06月 【7件】
2006年 05月 【5件】
2006年 04月 【5件】
2006年 03月 【5件】
2006年 02月 【13件】
2006年 01月 【3件】

全記事表示リンク
Mail

名前:
メール:
件名:
本文:

QRコード
QR