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温度基礎知識2

今日は、3令幼虫以降の温度について記述してみます。
その前に初2令時の具体的な飼育温度を書いていませんでしたので少々・・・。
考えられる温度は22~27℃!
20℃以下ではあまりにも成長が遅く、28℃以上ではあまりにも成長が早くなるからです。
かといって22℃でじっくり成長させるのと27℃で一気に成長させるので、将来の大きさやフォルムにどう影響するのか?いま最も思案している部分です。
この検証は、先のこととして3令時について考えてみましょう。
この時期は、蛹化させることなく大きくさせる成長期と体重に見合ったサイズで羽化させるために重要な熟成期に分けられると思います。
私は、蛹化スイッチを入れないために、成長期は22~24℃を死守し、熟成期はスムーズな蛹化へのステップとして18~20℃に設定するのがよいと思っていますがどうでしょうか?
一方、温度管理できない場合は、猛暑や極寒の中で管理せざるを得ないこともあります。
そこで、3令幼虫の飼育可能温度について私の経験から書いておきます。
よく30℃を超えると危ないとか10℃未満になると危ないとかの記述を目にしますが、もっと幼虫は強いはずです。
私は、4~6℃の冷蔵庫に40日入れっぱなしにしたことがありますが、大丈夫でした。(お陰でセミ化幼虫を蛹化させることができました)
また、蛹化しない幼虫6頭を30~37℃で推移する2階の部屋に7月の間約1ヶ月放置してみましたが、1頭も落ちませんでした。
一番過酷だったのはセミ化幼虫を日中最高気温39℃になるところに放置していましたが、生きていました。
これらの経験から3令幼虫の場合、5~35℃くらいは大丈夫のようです。
次に前蛹、蛹の期間ですが、このステージは上記にくらべ大変デリケートで、低温にも高温にも弱く間違いなく★となります。特に変態の時が最も危険です。
具体的には検証していませんが、18℃では問題なく羽化しました。
羽化不全のリスクは高くなりますが、30℃くらいなら羽化した例がたくさんあります。
よって18~30℃なら飼育できないことはありませんが、20~24℃で管理するのがベストだと思います。
私は基準温度を24℃にしていますが、24℃で完璧に管理すると前蛹期間(シワが発現してから蛹化まで)が概ね12日前後、蛹期間が♂27日、♀23日となります。
ちなみに温度が低くなるほどその期間は長くなり、18~20℃で蛹期間を管理すると45~50日もかかってしまいました。恐らくキッチリ18℃で管理すると最低50日以上になることが予想されます。
ここで、気になるのが「低温で蛹を飼育すると顎は直線的で太くなる」という情報です。
私も気になって、今年は10頭程度ですが♂を18~20℃で羽化させてみました。
結果はどうかというと、同じ個体で比較できないためハッキリわからないと言うのが正直な感想です。決してディンプルが少なくなるとは思いませんでしたし、明らかに太くなったとも思えませんでした。太くなる個体は、どんな温度でも太く羽化し、細い個体はどんな温度でも細く羽化するのでは・・・。
そんなことより、50日も管理することに疲れました。
来春機会があれば、また低温羽化にチャレンジしてみますが、基本的に30日程度で羽化させようと思っています。
最後に成虫の飼育温度ですが、国産、Hopeiともに4~35℃で問題なく生きています。
高温での蒸れを指摘する意見もあるようですが、35℃を記録する環境でスタックケースを多用している私のところで死亡例はありません。ゼリーがあれば簡単には死なないと思いますが、みなさんはどう思われているのでしょう?
以上、私の経験に基づく温度基礎講座は終了です。参考になりましたでしょうか・・・・?
あとは、各人がどのステージを何℃に設定し何日で推移させるか・・・。
ここが腕の見せ所ではないでしょうか!?
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[ 2006/09/02 17:41 ] 温度 | TB(-) | CM(-)
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