大気中の酸素濃度は約21%、ではボトル内はどのくらいなのか?
そんな好奇心が、沸々と湧いてきたのが10年前!
自由研究のために酸素濃度計を購入しました。

計測機器を手に入れたものの、どうやってボトル内の酸素濃度を測ればよいのか・・・・
思案の末、センサー部分を差し込めるだけの穴をボトルの底に空けることにしました。
そして、菌床を詰めてある程度の空間を確保するために次のような方法を思いつきました。

最近では見かけなくなったフィルムケースです。
菌床を詰めてからフィルムケースを抜き取るとこうなります。


通常は穴をビニールテープで塞いでおき、定期的にはがし手際よく瞬時に内部酸素濃度を測定します。

この18%という数値は、酸素濃度21%環境に保管した時の値です。
ボトル周囲の酸素濃度が低下すれば、相対的にボトル内部濃度も低下するため注意が必要です。
よって、冷やし虫家に限らず、ボトル管理空間の酸素濃度の確保が極めて重要になると考えています。
ただし、何パーセント以上を維持できれば幼虫の成長に影響が出ないかを知ることは難しいため、できる限り21%に近づけておきたいと考えています。
次回は、菌床をボトル詰めした後から菌糸が回って安定するまでの内部酸素濃度の変化と異なる形状のボトルでの比較結果を紹介してみたいと思います。
予想もしなかった驚きの事実も紹介しますので、お楽しみに!
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