waizuの観察記録や検証結果を公開しています

甘くない現実・・・

ちょうど1週間前の6月12日に35.6g幼虫が羽化し、上翅が閉じたことを確認できたことで、順調と思っていました。
本日、だいたいのサイズを測定してみようと掘り出したのですが、お尻が収まっていません。
(>_<)
今年ブリードに使った83.2mm個体などは、羽化後3~4日でお尻はスッポリ収まっていましたら、ポテンシャルの違いを痛感しています。
幼虫体重は重くなりましたが、素質の限界を超えていたのかもしれません。
もう少し経過してから、サイズは測定することにします。

さて、本題の甘くない現実はこれからです。
そろそろ37.1g幼虫の確認をしておこうと、そっと菌床を掘り進めてみましたが、幼虫が消えていました・・・・(・_・;)
kurume371_a

このように、死骸もなく、綺麗に生存していたと思われる空間に菌糸が回っていまいた。
さらに掘り進んでいくと・・・
kurume371_b

あれだけ大きな幼虫が、ほんのわずかの痕跡を残して消えているではありませんかっ!!
今まで、幼虫や蛹や前蛹の状態で真っ黒になって出てくることはありましたが、3令中期以降ではめずらしい現象です。
ダニなどの害虫を持ち込んでいないために、綺麗に消えていったのでしょうが、何らかの原因で縮みながら死んでいったのではないでしょうか?
他の無事に羽化した個体と何ら違った飼育をしていないことからも、限界を超えた成長だったのかもしれませんねえ・・・。

と言う訳で、今年の期待十分の種親を使ったラインで再出発したいと思います。
79×51mmの交配で簡単に85mmを超えることが不合理な訳で、今回の結果の方が道理にかなっていると言えます。
みかんさんの85.1mmは、飼育6ヶ月時点の体重が33.8gだったそうです。
40gに迫るのがよいのではなく、体重をサイズに還元して、余裕をもって完品で羽化してくるポテンシャルを備えた血統であることが重要な気がします。
[ 2010/06/19 23:13 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

羽化の瞬間

今日は、羽化の場面に遭遇した際の貴重な写真を紹介します。

1枚目の状態から15分後が2枚目、37分後が3枚目、110分後が4枚目です。
オオクワガタの上羽は、蛹の時は左右の横についていますが、脱皮につれて伸び始め、皮がきれいに脱げた時には先端が少し空いている以外はほとんど閉じているようです。脱皮開始からこの間が20分程度でしょう!
翅パカは、このわずか20分の間に起こることがおわかり頂けると思います。
よって、立ち会って羽パカを防止しようなんてことは困難ではないでしょうか・・・。

この時の観察でわかったことは、脱皮開始から40分程度で左右の上翅はきれに閉じるものの、内翅は一度きれいに広げて乾かしながら再び閉じることです。
羽化♀10:15(2004.4.15)




















羽化♀15分後




















羽化♀37分後




















羽化♀110分後



















[ 2009/02/06 23:00 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

♀のオンパレード

今日は、空き瓶を30本近く洗って疲れました。
これらは、この2週間でビン交換したものですが、その結果からどうも今年度は楽しみの少ない結果に終わりそうです。
とにかく♀のオンパレードです。(>_<)
例えば、極太発現率が高いことを確認して幼虫で購入した阿古谷6頭は♂1♀5、超極太期待の川西74×50は♂1♀8、極太極厚hopeiは♂2♀7となりました。
♂の形状を楽しむための血統がこれでは、何のために苦労してここまで育てたのかわかりません。
成熟期間が短かったり、ブリード自体をセーブしたことなども敗因です。
今年はもう少しうまい計画を立てないといけませんね!
[ 2007/02/27 19:06 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

ディンプルについて

今日はディンプルについて少々・・・。
まず1枚目の画像!これは前蛹時からオアシス蛹室に入れ、蛹化から羽化までのすべての工程を人工蛹室で行わせたものです。
ご覧のようにディンプルのない見事な個体となりました。
以前からディンプルの原因に高温や嫌気性発酵によるpHの変動が挙げられますが、蛹室面の滑らかさもポイントになると思います。
蛹室面に接していない頭部には影響しませんが、直接当たる前胸背板部は蛹室面の型がそのまま反映してくる可能性があるからです。

よって、オアシスのような完璧に滑らかな面の上で蛹化させてやれば、きれいになって当然と言えるでしょう。
これを実際の蛹室を見ながら検証してみると、居食いから蛹化した幼虫は比較的きれいですが、チップの粗い菌床の中で暴れ、短期間に蛹化した個体は強いディンプルが出てきます。羽化後に蛹室の面を指で撫でてみると、ディンプルの強い方は凹凸もひどいことがわかります。
以上の経験を踏まえ言えることは、捨てビンに使う菌床は微粒子菌床の方がきれいに羽化させられる可能性が高くなると言うことですね!
「大きくするにはできるだけビン交換しない」とか「仕上げビンは持ちのよい粗め菌床」と言う考えには合いませんが・・・・。
以上は前胸背板部の話でしたが、頭部になると話は違います。
交雑で出てくるとか極太になると腱が引っ張られその緊張によって出てくるなど様々な意見がありますが、どうもそうではないと思います。
間違いなく言えることは、純国産でも太くない個体でも親から子へ継承されるということです。
2枚目の画像のように頭部に出るディンプルは、飼育環境を工夫することでなくすことはできません。
ちなにみこの個体の親は、♂はディンプルの出ない系統、♀はディンプルの出る系統でしたが、子はほとんどにディンプルが出てきました。
頭部にディンプルのないきれいな個体をめざす者、♂個体の頭部にディンプルのない種親を選ぶべし!!今日の教訓でした。
ただ、極太有名血統には、頭部ディンプルが付き物なんですよねえ・・・。

きれいな羽化個体頭部ディンプル







[ 2006/07/10 22:50 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

ノコギリ長寿記録

昨年7月中旬に灯火採集されたノコギリクワガタの♀が本日☆となりました。
実に9ヶ月も飼育したことになり、私にとっては衝撃的なくらい長生きしましたので報告しておきます。
画像ではわかりませんが、フ節は1本も取れていませんでした。
ビショビショになるくらい湿気があったのが一因と思われます。
私は、子供の頃からクワガタが秋に死ぬのは寿命よりも寒さによるものと思っていましたが、その考えが間違いであることを改めて認識できました。
冬の間ずっと観察していましたが、8℃くらいまでは鈍いながらも動き、4~5℃になるとドルクス類のように硬直状態をとっていました。
もともとノコギリクワガタは、羽化後越冬して春に出てくると言われていますから、越冬できて当然なのかもしれませんね。
ところで、寿命の近い個体は、冬眠から覚めて間もなく死んでいきます。
冬眠中は体力セーブモードで生きていたものが、生活モードになった途端に体力が足りず☆となっていくのでしょう・・・。
その点、若い個体は冬眠から覚めても元気一杯です。
温室に入れてやると4日目にはゼリーを食べ始めることを数個体で確認できました。
ちなみに、3月28日に冬眠から起こした個体は、すでにペアリングから産卵を開始!
先ほど材を確認するとあちこちに産卵痕がありました。
飼育はあせらずジックリ行くことが基本ですが、冬眠から最短でどのくらいあれば産卵にこぎ着けられるかのトライアルでした。
うまくやれば2週間ですが、焦らずに行きましょう!!

長寿ノコギリ







[ 2006/04/15 19:13 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

冬眠中の個体観察

本日は冬眠中の個体を確認してみました。
昨年からの越冬は、ただ単に「マットを多めにして乾燥しないように・・・」とのマニュアルに対し、それに従わない場合のリスクを検証してみたく少々無理もしてみました。
一昨年は、ペパーレミックスやダニオチールで無事に越冬させましたが、乾燥には気をつけました。
今回は、針葉樹スライスマット(奈良オオクワセンター、オオクワキング)を使用し、加水したものと加水しないもので検証!
飼育ケースに新聞紙を挟んだだけで、針葉樹マットも2cm程度で完全に乾燥状態のものもありましたが、元気でした。
結局、死亡例は1例もなく、オオクワガタは乾燥にも強いことがわかりました。
針葉樹マットの安全性も確認できました。
また、温度に対する抵抗力も確かめたく、外の物置でも越冬させてみました。
冬の平均気温は4~8℃、最低は1℃前後でしたが、こちらもすべて元気で低温にも強いようです。
ただ、観察していて気づいたことは、完全に乾燥している容器内のゼリーはきれいになくなっていまいした。
寒くても水分補給をしたと考えられます。
よって、「越冬時には乾燥しないようにするのが基本で、乾燥する恐れがある場合にはゼリーを投入するべき」と言うことがポイントで、マットの量はさして問題ないと思います。より安全に越冬させる場合には、気を使いすぎるくらいでもよいとは思いますが・・・。
[ 2006/04/02 23:49 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

想定外前蛹のその後

2月22日のReportで想定外の前蛹を紹介しました。
それは、蛹室を作り、前蛹となりながらも移動を始めた個体です。
あの時、私は3月4日前後に蛹になると予言をしました。
あれから5日間は見守りましたが、2月27日でも貼付画像1枚目左の状態でした。
もう5日しかない!これでは通常の蛹化は無理!!と判断。
2枚目の画像のように、空間を作っていた幼虫と交換しておきました。
そして、3枚目が本日撮影した画像ですが、3月4日前後との予言通り5日の早朝蛹化しました。
今日は、データがあれば計画的に正確な判断が出来ると言うお話でした。
ただ、移動した先はチップの菌床で蛹室の状態がよくありません。
最近、いろいろな粒子の菌床を使うようになって思うのですが、微粒子菌床の方が滑らかな蛹室を作りやすく、ディンプルが少ないのではないのか・・・・?
まだ仮定的な意見ですが、そのうち根拠を示せる時が来るでしょう・・・。


想定外前蛹1想定外前蛹2想定前蛹3
[ 2006/03/06 22:52 ] 観察 | TB(-) | CM(-)

前蛹の予期せぬ行動

本日、ビンのチェックを行っているとこんな幼虫を発見!!
2枚目のアップ画像を見て頂くとわかりますが、お尻にシワが出現し明らかに前蛹モードに入っています。
実は、2月2日にビン交換。蛹スイッチが入り、すぐにビンの底から1cm程度のところに蛹室を作り始め、2日前にシワが出来始めました。その証拠に蛹室特有のベッタリした部分と蛹室のあとらしき部分が残っています。
私は2日前にこう思いました。
「やっと蛹化スイッチが入ったぁ~!このままよい位置で3月4日前後に蛹になる」と!
(25℃の管理の場合、シワ出現から蛹化まで平均12日と言うのが私のデータです)
ところが、本日観察するとこんなことです。(;^_^A
この状態から移動を始めるなんて前代未聞!!
ちなみに酸欠などではありませんでした。
データからは、あと10日で蛹になります。
果たしてこいつは、どこでどうやって蛹になるのでしょうか・・・・?

前蛹1前蛹1アップ
[ 2006/02/22 22:06 ] 観察 | TB(-) | CM(-)
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